ニフティは2016年3月15日、法人企業向けモバイル通信サービス「NifMo法人サービス」に、IoTなどの用途に向けた2つの新しいデータ通信プランを追加したと発表した。月額480円の「スタートプラン」、月額640円の「1.1GBプラン」で、いずれも3月15日に提供を開始した。

新しく追加したデータ通信プランは、データ通信容量が少ないケースや、低速度でも問題がないような利用法に適したプラン。POS管理、バスやトラックの運行管理、農作物管理、各種の計測器、センサーのデータ送受信など、IoTを中心とした用途に向ける。

スタートプランは、上り下りとも最大200kbpsに制限されるものの、月間のデータ通信容量は2.1GB確保した上で、月額480円で提供する。1.1GBプランは、通信速度はLTEの場合は下り最大262.5Mbps、上り最大50Mbpsの高速性を保ちながら、月間1.1GBまでの通信が可能。料金は640円となる。SMS対応の場合はいずれも月額150円、音声通話対応の場合はいずれも月額700円が加算される。

これまで、NifMo法人サービスでは、最も容量が少ないプランが月額900円で3GBまで利用できる「3GBプラン」だった。新しく2つのプランを追加することで、機械同士が通信するM2Mや、モノがインターネットに接続するIoTの用途での利用を促進する。

ニフティでは今後さらにNifMo法人サービスに「上り通信特化プラン」「夜間専用プラン」「複数SIMカードでのデータシェア機能」「管理者用画面（契約中のSIMカードの利用状況参照や契約変更が可能）」のプラン・機能を追加する予定。これらの提供時期は、2016年夏を計画している。

【報道発表資料】
・ニフティ、「NifMo法人サービス」でM2M／IoTでの利用に適した「スタートプラン」と「1.1GBプラン」の提供を開始