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米政府、モバイル端末のセキュリティアップデートに関する情報を収集
2016.05.10
Updated by WirelessWire News編集部 on May 10, 2016, 11:50 am JST
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2016.05.10
Updated by WirelessWire News編集部 on May 10, 2016, 11:50 am JST
米連邦通信委員会(FTC)と公正取引員会(FTC)が現地時間9日、モバイル端末のメーカー各社やモバイルOSの開発元、大手携帯通信事業者などに対し、スマートフォンやタブレットのセキュリティアップデートに関する情報提供を要求したと、複数の媒体が報じている。
Bloombergによれば、FCCはAT&T、ベライゾン(Verizon Wireless)、T-モバイル(T-Mobile)、スプリント(Sprint)、USセルラー(U.S. Cellular)、トラックフォン・ワイヤレス(TracFone Wireless)の計6社の携帯通信事業者にあてて、セキュリティアップデートに関する情報提供を求める文書を送付。また、FTCではアップル(Apple)やグーグル(Google)のほか、ブラックベリー(BlackBerry)、HTC(HTC America)、LGエレクトロニクス(LG Electronics USA)、マイクロソフト(Microsoft)、モトローラモビリティ(Motorola Mobility)、サムスン(Samsung Electronics America)の8社にセキュリティアップデートの提供プロセスについて説明を行うよう要請し、また2013年8月以降にリリースされたモバイル端末とその脆弱性、それに対応したセキュリティアップデートの情報などを提供することも求めたという。
モバイル端末のセキュリティをめぐっては、昨年「Stagefright」と呼ばれる脆弱性がAndroid OSに見つかり、数十億台の端末に影響を与える可能性が浮上。それを機に、グーグルとサムスン、LGは毎月1回のセキュリティアップデートを行うことを約束していたという。
【参照情報】
・Apple, Google and Mobile Carriers Asked About Security Fixes - Bloomberg
・U.S. regulators want to know why your phone isn't getting security updates faster - Recode
・FTC To Study Mobile Device Industry’s Security Update Practices - FTC
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