グーグル（Google）が米国時間12日、ウェブ検索機能を統合したキーボードアプリ「GBoard」をiOS端末向けにリリースした。

「GBoard」を利用することで、ユーザーはiPhone利用時に頻繁に生じる複数のアプリを切り替える手間を省くことが可能になる。同機能の検索対象には、ウェブ上にある住所や画像、絵文字なども含まれ、また検索結果を簡単にメッセージにペーストすることなどもできる。さらに、同アプリのキーボードはスライド入力に対応するため、スピーディーな入力が可能。なお、The Vergeによれば、グーグルは今年3月からiPhone向けのキーボード開発に取り組んでいたという。

サードパーティー製のiOS用キーボードアプリは「iOS 8」から提供可能になったもので、「SwiftKey」「Fleksy」「Swype」などすでにさまざま製品がリリースされており、最近ではマイクロソフト（Microsoft）も「Hub Keyboard」をリリースしていた。この話題に触れたiMoreでは、こうしたサードパーティー製品がいまだにニッチなものであるとしながら、なかには「Slash Keyboard」のように他社のアプリに統合される形でプラットフォーム化しつつあるものもあるとしている。

【参照情報】
・Meet Gboard: Search, GIFs, emojis & more. Right from your keyboard. - Google
・Google releases keyboard for the iPhone with built-in search features - The Verge
・Third-party keyboards find their audience in spite of Apple's neglect - iMore