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マイクロソフト(Microsoft)は米国時間27日、iPhone向けカメラアプリ「Microsoft Pix」をリリース。「Office」や「Outlook」などに続くマイクロソフト製iOSアプリとして、複数の媒体がこの話題を採り上げている。

「Microsoft Pix」は、同社の研究部門であるマイクロソフトリサーチが開発したもので、主に人を被写体にした写真の品質を向上させることにフォーカスしているのが特徴。具体的には、一度に10枚(シャッター押す前に3枚、押した後に7枚)の写真を撮影した上で、AI技術でノイズを減らしたり、コントラストやホワイトバランスなどを最適化することが可能とされている。また同アプリには、アップルがカメラアプリで提供する「Live Photos」に似た機能(ただし音声は無し)や、マイクロソフトがAndroid向けに提供する「Hyperlapse」アプリの技術を使った動画の加工機能なども含まれているという。

マイクロソフトリサーチで首席プログラムマネージャーを務めるジョシュ・ウェイスバーグ(Josh Weisberg)氏はCNETに対して、同アプリを無料で提供したことについて、「自社がマシンインテリジェンス分野でリードしていることを多くの消費者に知ってもらうことができるとのメリットがある」と説明。また、同社が現在、Android向けのPixも開発を進めていることを明らかにしている。

【参照情報】
Microsoft tries building a smarter iPhone camera app in Pix - CNET
Microsoft thinks it can do a better iPhone camera app than Apple - Recode
Microsoft Pix is a camera app for your iPhone that improves your photos - The Verge

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