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アップル、自動車開発プロジェクトでQNX創業者を採用 (Bloomberg報道)

2016.07.29

Updated by WirelessWire News編集部 on July 29, 2016, 18:41 pm JST

独自の自動車開発の噂が絶えないアップル(Apple)が、自動車向けソフトウェア分野で大きなシェアを持つQNXの創業者を雇い入れ、プロジェクトの重点をソフトウェア開発にシフトしようとしている可能性があると、Bloombegが米国時間28日に報じた。

Bloombergによると、アップルへの加入が明らかになったダン・ドッジ(Dan Dodge)氏は、2010年にブラックベリー(BlackBerry)に買収されたQNXの創業者のひとりで、同社ではCEOを務めたこともある人物。またwikipediaにある同氏の項目には「QNXリアルタイムOSの生みの親のひとり」「BlackBerryではソフトウェアアーキテクトを経験」といった記述もある。なお、同氏がQNXを退社した時期については2015年末とされている。

アップルでは先ごろ、ハードウェア担当の幹部を長年務めていたボブ・マンスフィールド(Bob Mansfield)氏が、新たに自動車開発プロジェクトの責任者に就任したとする報道があったばかりだが、Bloombergではそのマンスフィールド氏が復帰早々に採用した幹部のひとりがドッジ氏だったとする関係者の話を伝えている。

QNXの車載ソフトウェアは、フォード(Ford)、フォルクスワーゲン(Volkswagen)、ダイムラー(Daimler)などの大手メーカー各社に採用されている。この話題を採り上げたThe Vergeでは、アップルが自動車開発プロジェクト(「Project Titan」)に関して、BMWやダイムラーなどと過去に交渉を進めながら具体的な成果に結びついていなかったとした上で、自動車業界との付き合い方を熟知するドッジ氏の専門知識がアップルに役立つ可能性があると指摘している。

またBloombergは、アップルがカナダのオタワ郊外にあるQNX本社の近くに研究開発拠点を開設する計画であるとする地元紙Ottawa Citizenの報道に触れ、この拠点開設には自動車関連のソフトウェア開発者確保という狙いがあるのではないかと指摘。同時に、アップルがフォードで車体設計を経験したエンジニアなどを採用していることを理由に、同社が自前の自動車開発を諦めたわけではないとも記している。


(2010年のBlackBerry開発者会議で登壇していたドッジ氏)

【参照情報】
Apple Hires BlackBerry Talent With Car Project Turning to Self-Driving Software - Bloomberg
Apple is reportedly shifting its focus from the electric car to self-driving software - The Verge
Report: Apple continues hiring for Apple Car w/ BlackBerry’s QNX founder joining team - 9to5 Mac

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