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IIJがNTTドコモとHLR/HSS連携、2017年度中にフルMVNO商用サービス開始を目指す

2016.08.31

Updated by Asako Itagaki on August 31, 2016, 06:30 am JST

IIJは2016年8月29日、NTTドコモに対し、データ通信役務に係る加入者管理機能(HLR/HSS)連携に関する申し込みを完了し、承諾書を受領したことを発表した。今後サービス基盤およびネットワーク構築・検証等のプロセスを経て、2017年度中に国内初の「フルMVNO」として商用サービス開始を目指す。

HLR/HSS連携により、従来は不可能だった独自のSIMカード調達・発行が可能になり、従来のレイヤ2接続によるMVNOと比べ、より柔軟なサービス設計が行えるようになる。

IoT分野で必要とされる組み込み型SIMの提供や課金・開通管理などをコントロールするサービス開発が可能となる。顧客のニーズに応じて海外MNO/MVNOとの連携によるローミングに最適化されたSIMや、耐震性・耐候性を備えた特殊なSIMカードの提供など、さまざまなサービスが実現できる。

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従来型のレイヤ2接続により実現される、いわゆる「格安SIM」のMVNOサービスには200社以上の事業者が参入しており、価格競争が進んでいる。IIJでは、フルMVNOサービスの提供により、より柔軟で付加価値の高いモバイル通信サービスを提供して差別化をはかるとともに、MVNEとしてパートナー企業にフルMVNOのプラットフォームを提供し、パートナー企業がもつ顧客基盤やビジネスモデルに適した独自のMVNOサービス展開を支援する。

【報道発表資料】
MVNO事業の強化に向けた「フルMVNO」への取り組みについて

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。