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①数学者が考える数学とは何か

2016.10.30

Updated by Masato Wakayama on October 30, 2016, 13:22 pm JST

高校までの数学では与えられた問題を解くことが全てだが、実際の数学者が特に気を払うのは言葉の厳密な定義である。これによって複雑で抽象的な概念を操ることができ、「フェルマー予想」のように永らく未解決であった超難問に挑むことも可能となる。

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九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 教授 若山正人の語る「価値創造プロセスを革新するための手法」#1
2015年8月28日(金)19:30~22:00
九州大学理事・九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 教授 若山正人(わかやま まさと)
http://scholar.tokyo/

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若山 正人(わかやま・まさと)

九州大学 理事・副学長。マス・フォア・インダストリ研究所 教授。代数学・幾何学・解析学が交わる現代数学の研究領域である表現論、とくにその整数論・ゼータ関数、数理物理への応用研究が専門。加えて10年ほど前より、数学の産業応用とそれに関わる人材育成に強い関心をもち、2011年には、わが国初の産業数学の研究所である九州大学マス・フォア・インダストリ研究所(文部科学省共同研究・共同利用拠点)の創設に関わる。「絶対カシミール元」、「技術に生きる現代数学」(岩波書店)などの著書・編著書のほか、学術誌Pacific Journal of Mathematics for Industryや叢書Mathematics for Industry(Springer)の編集長をつとめている。近年は、量子計算機の基盤となる量子光学における物理モデルのスペクトル解明への表現論からの探求とその数論的側面の考察に従事している。