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コンピューター スクラップ イメージ

②5年で素人に戻れ ー研究開発の方法論

2017.01.27

Updated by Masahiko Hara on January 27, 2017, 06:00 am JST

研究プロジェクトは5年で人もテーマも新しいものに変える「スクラップ&ビルド方式」を取っている。これは、研究をしていく上で、常に素人でいることが大切だと考えているからだ。得意なことだけを行っていては、新しいことを考えようとしなくなってしまう。あえて自分の得意ではない分野に挑戦することで、思考もスクラップ&ビルドをしていく必要があるのだ。


東京工業大学・総合理工学研究科 教授 原 正彦氏の語る価値創造プロセスを革新するための「手法」#2
2015年2月23日(月)19:30~22:00
東京工業大学・総合理工学研究科 教授 原 正彦 (はら まさひこ)

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原 正彦(はら・まさひこ)

ドイツ・アーヘン工科大学 シニア・フェロー。1980年東京工業大学・有機材料工学科卒業、83年修士修了、88年工学博士。81年から82年まで英国・マンチェスター大学・物理学科に留学。85年4月から理化学研究所の高分子化学研究室研究員。分子素子、エキゾチックナノ材料、局所時空間機能、創発機能、揺律機能などの研究チームを主管、さらに理研-HYU連携研究センター長(韓国ソウル)、連携研究部門長を歴任。2003年4月から東京工業大学教授。現在はアーヘン工科大学シニア・フェロー、東京工業大学特別研究員、熊本大学大学院先導機構客員教授、ロンドン芸術大学客員研究員を務める。