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自動運転に関連した海外メディアの報道 2018年1月第三週

2018.01.19

Updated by Wataru Nakamura on January 19, 2018, 17:00 pm JST

GM、完全な自動運転車によるライドシェアリングサービスを2019年にも開始か【New York Times】
GMは12日、完全な自動運転車による商用ライドシェアリングサービス開始の許可を求める嘆願書を米運輸省に提出。また、同社は米当局の許可が取得でき次第、このサービス用の自動運転車の量産が開始できることを明言している。

原文:G.M. Says Its Driverless Car Could Be in Fleets by Next Year

「米国人は依然として自動運転車に懐疑的」最新調査で明らかに【The Verge】
「高速道路と自動車の安全推進者の会(Advocates for Highway and Auto Safety)」が12日に発表した新たな調査結果によれば、米国人の消費者のうち、自動運転車と道路を共有することについて、「かなり不安」と答えた割合は31%、「多少不安」と答えた割合は33%にも上った。また、既存の自動車安全基準の適用を免除する自動運転車の数を増やす政府の方針については、63%が「支持しない」と答えた。

原文:Americans still deeply skeptical about driverless cars: poll

アルゴAIの自動運転車がピッツバーグで事故 - 信号無視のトラックが追突【Tech Crunch】
自動運転ベンチャーのアルゴAIがピッツバーグでテストを行っていた自動運転車のうち1台が、一般車との事故に巻き込まれた。赤信号を無視した小型トラックがアルゴの自動運転車に追突したのが原因で、負傷により2人が病院に送られたという。

原文:Argo AI self-driving test car hit in Pittsburgh as truck runs red light

サムスン、自動運転プラットフォーム「DRVLINE」を披露【engadget】
サムスンは「CES2018」のなかで、同社の自動運転ハードウェアおよびソフトウェアプラットフォーム「DRVLINE」を発表。このプラットフォームはオールオアナッシングのソリューションを提供する通常の自動運転プラットフォームと異なり、自動車メーカーが個々の部品などをカスタマイズした先進的自動運転車の作ることを可能にするものだという。

原文:Samsung introduces autonomous driving platform called DRVLINE

フォード、コネクティッドカー向けのオープンソースプラットフォーム開発を計画【The Verge】
フォードは9日、コネクティッドカーの開発をさらに推進するための新たな取り組みを発表。クアルコムとの「V2X」通信での協力や買い物代行・宅配サービスのポストメイツとの提携、「フォード・トランスポーテーション・モビリティ・クラウド」と呼ばれる都市と自動車を接続するプラットフォームの開発をすることなどを明らかにした。

原文:Ford plans to develop a connected car open-source platform

Waymoの自動運転ミニバン、サンフランシスコで目撃情報【The Verge】
Waymoの自動運転車がサンフランシスコの公道をテスト走行中の写真をTech Crunchが入手。Waymoは2009年にサンフランシスコで自動運転車のテストを開始したものの、最近ではマウンテンビューやオースティン、カークランド、フェニックスなどで主にテストを行っていた。今回のサンフランシスコでのテスト再開には、より交通量の多い環境で自動運転データを収集するほか、現地でテストを行っており、ライドシェアリングサービス開始を目指すGMへの牽制的な意図もあるとみられる。

原文:Waymo's self-driving minivan spotted in San Francisco

インテル、初の自動運転車を公開【CNBC】
インテルが先週行われた「CES2018」のなかで、同社として初の自動運転テスト車を公開。12台のカメラやレーダー、レーザースキャナー、モービルアイのコンピューティング技術などを搭載するこの自動運転車は、インテルの100台規模の自動運転車テストに活用されるという。

原文:Intel just showed off its first self-driving car

トヨタ、アマゾンやウーバー、ピザハットらと自動運転シャトルの開発で協力【Fortune】
トヨタが人やモノの輸送への利用を想定した自動運転EVシャトルの開発でアマゾンやウーバー、ディディ・チューシン、マツダ、ピザハットなどと協力していることを明らかにした。トヨタはCES2018で「eパレット」コンセプトというこのシャトルのコンセプト車を発表。eパレットは2020年上半期に米国を含む複数の地域でテストが行われる予定で、2002年の東京オリンピックでもテスト投入される計画だという。

原文:Toyota Working With Amazon, Uber, and Pizza Hut to Develop Self-Driving Shuttle

バイドゥ、自動運転車プラットフォームの最新版「Apollo 2.0」を発表【Tech Crunch】
中国バイドゥは8日、同社の自動運転プラットフォーム「Apollo」の最新アップデートを発表。「Apollo 2.0」と呼ばれる今回のアップデートには、新たなコンピューティングプラットフォームのサポートや、リファレンス車の追加、HDマッピングサービスの拡大などが含まれている。また、シンプルで比較的なナビゲーションが容易な公道に限るものの、あらゆるパートナー企業が利用できる自動運転機能も追加されている。

原文:Baidu debuts Apollo 2.0, its latest open self-driving platform

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。