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コンピューター ブラックボックス イメージ

AIによる意思決定のブラックボックス解明を目指すFiddler Labs ほか

AI News January 4th week,2019

2019.01.29

Updated by Wataru Nakamura on January 29, 2019, 16:00 pm JST

AIによる意思決定のブラックボックス解明を目指すFiddler Labs【CNBC】
AIを導入する企業が増加している昨今だが、自社のAIシステムがどのような仕組みで動作しているのかについて理解している企業は少ない。元フェイスブックエンジニアのクリシュナ・ゲイド氏が創業したフィドラー・ラボ(Fiddler Lab)は、このようなAI技術への理解を深めるために役立つ、説明能力を持つAIエンジンの開発を進めている。

原文:This former Facebook engineer wants to help companies unlock the A.I. ‘black box’ to see how it makes decisions

AIの力で不動産の本当の価値を算定する不動産AIベンチャーのGeoPhy【Bloomberg】
オランダの不動産AIベンチャーのジオフィー(GeoPhy)は現地時間1月24日、シリーズBラウンドで3300万ドルの資金を調達。同社は衛星画像や販売データ、不動産記録、犯罪率、緑地地域など数千のデータをAIによって分析し、より透明性の高い不動産価値を算出するプラットフォームを開発・提供している。

原文:Dutch AI Startup Wants to Reveal the Real Value of Your Property

ソフトバンク・ビジョン・ファンド、米AIスタートアップのGlobalityに1億ドルを投資【Nikkei Asian Review】
米AIスタートアップのグローバリティ(Globality)は現地時間1月21日、ソフトバンク・ビジョン・ファンドから1億ドルの資金を調達したことを発表。2016年に創業されたグローバリティは、マーケティングやコンサルティング、法務などのサードパーティサービスを求める企業向けのマーケットプレイスを提供しており、これまでに1億7200万ドルを調達している。

原文:SoftBank Vision Fund bets $100m on US AI startup Globality

グーグルが支援するAIユニコーンのUiPath、2018年は5614%の急成長【Business Insider France】
グーグルが支援するAIスタートアップのユーアイパス(UiPath)が2018年、年間経常収益で5614%の成長をしたとする情報筋の話をBusiness Insiderが報道。ユーアイパスは、これまで人間が行っていた反復的コンピューター作業をソフトウェアで代行するロボティック・プロセス・オートメーション (RPA、ロボットによる業務自動化)技術を提供しており、2018年の年間経常収益は2億ドルを超えたという。

原文:Leaked numbers reveal massive revenue growth at $3 billion Google-backed startup UiPath

家畜の状態をモニタリングする中国AIスタートアップ【NIkkei Asian Review】
中国のユニトレース・テックは、顔認識技術を利用して牛の状態を常時監視し、疾病など何らかの異常が見られたときに警告を出すAIシステムを開発している。このシステムは、餌を食べているときの牛の顔を約90%の精度で識別できるという。

原文:Chinese AI startup spreads facial recognition, one cow at a time

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。