画像はイメージです original image: © Gorodenkoff - Fotolia.com
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LPWA(Low Power Wide Area)通信を使ったIoTクラウドの構築や利用を容易にするサービスを、KDDIが提供する。「KDDI IoTクラウド Standard」に追加するLOGGERコース(LPWA)がそれで、2018年8月上旬に提供を始める。
「KDDI IoTクラウド Standard」は、データの見える化・アラート通知・データ蓄積などにIoTクラウドを利用するための機能を提供するサービス。新しく追加するLOGGERコース (LPWA)では、ログの収集、保存といった用途に適したLOGGERコースにLPWAに最適化した機能を用意した。KDDIがエコモットと共同開発した。
LOGGERコース(LPWA)は、LPWA通信に適したUDPやTCP、HTTPといった通信プロトコルやデータフォーマットに対応し、使用した端末の台数に応じて課金する従量制の料金体系を採用する。また、インターネット経由だけでなく閉域接続にも対応してセキュアな利用環境を提供する。
主な機能としては、LPWAクラウドが受信したIoTデバイスなどからのデータを外部サーバーに転送する「データ転送」、クラウドで受けたデータの「プロトコル/フォーマット変換」、LPWA端末から送られたデータをクラウドで保存する「データ蓄積」、端末からデータが送られたことを通知する「メール通知」、クラウドから端末に設定変更の指示などを出せる「IP PUSH」がある。オプションで、顧客専用のWeb画面を公開する領域を提供する「WEB公開」も用意する。
LOGGERコース(LPWA)の初期費用は、契約事務手数料が企業ごとに1万円。月額費用は、サービスIDがIDごとに5000円、機器接続料が1台250円、WEB公開オプションが1万円から。通信費用は別途かかる。
【報道発表資料】
「KDDI IoTクラウド Standard」LOGGERコース (LPWA) の提供開始 ~LPWA環境に最適化したIoTクラウド~
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