画像はイメージです original image: © Dzmitry - Fotolia.com
世界初の「AIウィスキー」が誕生 ほか
AI News May 3rd week,2019
2019.05.21
Updated by Wataru Nakamura on May 21, 2019, 07:00 am JST
画像はイメージです original image: © Dzmitry - Fotolia.com
AI News May 3rd week,2019
2019.05.21
Updated by Wataru Nakamura on May 21, 2019, 07:00 am JST
ソニーとマイクロソフト、クラウドゲーミングとAI分野で提携【The Verge】
マイクロソフトとソニーは米国時間5月16日、クラウドベースのゲーミングサービスおよびAI分野での提携に乗り出すことを発表。AI分野では、Azure AIを使ったソニーのインテリジェント・イメージセンサー・ソリューション、ソニーの消費者向け製品へのマイクロソフトのAIプラットフォームの採用などで協力するという。
原文:Microsoft and Sony form cloud gaming and AI partnership
姿も声も自分そっくりのAIアバターを作ってみたら【GIZMODE】
ギズモードの記者がカリフォルニア州パサダナのObENというスタートアップでパーソナルAI(容姿や声が個人そっくりに作られた3Dホログラフィックアバター、PAI)作りを体験。そのプロセスや完成したPAIへの印象を記事にまとめている。このようなPAIは、将来的にセレブリティのファンとの交流や教師や医者による学生・患者向けのパーソナライズドサービス、ショッピングにおける接客など多方面での活用が見込まれており、ObENでは将来あらゆる人がPAIを持つようになるビジョンを描いている。
原文:This Company Is Betting The Future Is Personal AI Avatars, So It Made Me One
ものの数秒で人物を判別できる中国の顔認識スタートアップ【CNBC】
CNBCが上海の顔認識関連スタートアップである依图テクノロジー(YITU Technology)に注目。同社の顔認識システム「Dragon Eye System」は少なくとも20億人いるデータベースに含まれる人物をわずか数秒で認識できるといい、昨年までに中国の300以上の都市で警察当局に導入されているという。同社はこのほか、自社のコンピュータービジョン技術をがん検診ソリューションや都市の交通・エネルギー供給データのデジタル化などにも活用している。
原文:This Chinese facial recognition start-up can identify a person in seconds
センスタイムCEO「都市での顔認識システムの利用は禁止ではなく規制で対応すべき」【South China Morning Post】
米サンフランシスコ市が先ごろ警察当局など政府機関による顔認識システムの使用を禁止したことを受け、中国センスタイム(SenseTime)の共同創業者でCEOの徐立氏が顔認識技術への規制に言及。「各国の政府機関は顔認識システムの使用を制限するのではなく、このようなシステムに関連する法律を整備すべき」と主張している。当局による顔認識システムの使用禁止については、カリフォルニア州オークランドやマサチューセッツ州サマーヴィルなどでも検討されている。また、米国議会では今年4月、顔認識システムの商用利用の監督や消費者の同意無しでの顔認識データの収集・共有を制限する法案が提出されていた。
原文:Cities should regulate facial recognition instead of banning it, China’s AI champion SenseTime says
世界初の「AIウィスキー」が誕生へ【Tech Crunch】
マイクロソフトは先ごろ、フィンランドのテック企業であるフォーカインド(Fourkind)、スウェーデンのウィスキーメーカーのマックミラ・ウィスキー(Mackmyra Whisky)との協力による世界初の「AIウィスキー」の製作を発表。このウィスキーづくりでは、既存のレシピや販売データ、顧客の好みなどをAIに学習させ、新たなレシピを考案させるという。
原文:Oh no, there’s AI whiskey now
マイクロソフト、最大規模のAI・IoT研究拠点を上海に開設【新華社通信】
マイクロソフトは中国時間5月15日、上海浦東新区の張江ハイテクパークに業界を超えたデジタルトランスフォーメーションを援助するための新たなAI・IoT研究拠点を開設。このラボは同社として4番目のAI・IoT研究拠点となり、これまでで最大規模のもの。
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。