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サムスン、複数の写真から人が話している動画を作り出すAIを開発 ほか

AI News May 4th week,2019

2019.05.27

Updated by Wataru Nakamura on May 27, 2019, 14:23 pm JST

サムスン、複数の写真から人が話している動画を作り出すAIを開発【ZDNet】
モスクワにあるサムスンのAIセンターの研究チームが先ごろ、複数の静止画像をベースに人がリアルに話している動画を作り出す新たなAIシステムを開発。従来の「ディープフェイク」技術とは違い、3Dモデリングを使用せずに1枚の写真だけで顔のモデルを作成できる画期的なものだという。

原文:Samsung uses AI to transform photos into talking head videos

ノースウェスタン大とグーグル、AIによる肺がん診断で成果【BBC】
米イリノイ州のノースウェスタン大学とグーグルの研究チームが、AIを活用した肺がん診断に関する研究成果を発表。同研究チームが開発したAIは、CT画像の分析において、放射線科医よりがんの検出率が5%高く、誤検出率が11%低かった。

原文:Artificial intelligence diagnoses lung cancer

米政府、中国の監視関連企業5社の輸出規制ブラックリスト掲載を検討【Bloomberg】
ファーウェイへの輸出規制措置が波紋を呼んでいる米国政府が、中国の監視関連企業5社についても米国の重要技術の調達を規制するブラックリストに掲載すること検討しているとする情報筋の話をBloombergが報道。トランプ政権は海康威視(Hangzhou Hikvision Digital Technology)、大華技術(Zhejiang Dahua Technology)メグヴィー(Megvii)のほか、美亜柏科(Meiya Pico)、科大訊飛(IFlytech)の5社についてブラックリスト掲載を検討している。

原文:U.S. Weighs Blacklisting Five Chinese Video Surveillance Firms

OECD、加盟36カ国がAI勧告を採択【Reuters】
経済協力開発機構(OECD)の加盟36カ国は22日、世界各国の政府に向けたAI原則および勧告を採択。AIシステムに法の支配や人権、民主主義的価値観、多様性などの尊重を求める内容を含むこの勧告には、OECD加盟国のほかアルゼンチン、ブラジル、コロンビア、コスタリカ、ペルー、ルーマニアが署名している。

原文:OECD releases AI recommendations for 36 nation-states

LGとトロント大、AI研究でのパートナーシップを拡大【Betakit】
韓国LGがトロント大学のAI研究への投資を拡大するという話をBetakitが伝えている。サプライチェーン最適化や製造におけるAIソリューションなど、同技術のBtoB分野への応用に注力するという。LGでは2018年8月、トロント大学と5年で数百万ドル規模の研究パートナーシップを結んでいた。

原文:LG AND UNIVERSITY OF TORONTO EXPAND AI RESEARCH PARTNERSHIP

People.ai、評価額約5億ドルで新たに6000万ドルを調達【Reuters】
AIを活用した営業管理プラットフォームを提供するピープルAI(People.ai)は米国時間5月21日、新たに6000万ドルの資金調達を発表。同社は営業活動のあらゆるデータを拾い上げ、AIによって可視化・分析するプラットフォームを提供しており、今回の調達で評価額はおよそ5億ドルに達するという。

原文:People.ai, the predictive sales startup, raises $60M at around $500M valuation

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。