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イスラエルのChickP、乳製品の代替品となるひよこ豆タンパク質製品を発表 ほか

画像はイメージです original image: dewessa / stock.adobe.com

イスラエルのChickP、乳製品の代替品となるひよこ豆タンパク質製品を発表 ほか

Food technology News November 4th week,2019

Updated by 中村 航 on November 26, 2019, 08:00 am JST

中村 航 wataru_nakamura

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。

食品ロス削減に役立つAI技術【Singularity Hub 11/3】
Singlarity Hubが食品ロスを削減するためのAI技術に注目。外食産業向けに食品廃棄物をカメラで認識し、自動的にその価値を計算・記録するAI技術を開発するイギリスのウィノー・ソリューションズ(Winnow Solutions)、生鮮食品の価格を動的に調整するアルゴリズムを開発するイスラエルのウェイストレス(Wasteless)、収穫後の作物の品質劣化や腐敗を監視するIoTプラットフォームを提供するケンタウルス・アナリティクス(Centaur Analytics )といったスタートアップを紹介している。

原文:Food Waste Is a Serious Problem. AI Is Trying to Solve It

マイクロソフト、農業テックプラットフォーム「Azure FarmBeats」のプレビュー版を公開【Tech Crunch 11/4】
マイクロソフトは米国時間11月4日、フロリダ州オーランドで開催された「Ignite」イベントの中で、IoTセンサーやデータ分析、機械学習などを組み合わせた農家向けプラットフォーム「Azure FarmBeats」のプレビュー版公開を発表。同技術はセンサーや衛星、ドローン、気象観測所などの様々なソースからデータを収集し、AIと機械学習により農家向けの実用的なインテリジェンスに転換するものだという。

原文:Microsoft Azure gets into ag tech with the preview of FarmBeats

イスラエルのChickP、乳製品の代替品となるひよこ豆タンパク質製品を発表【Food Drive 11/20】
イスラエルのフードテックスタートアップであるチックピー(ChickP)は先ごろ、乳製品の代替品となるひよこ豆タンパク質分離物の製品ラインを発表。エルサレムのヘブライ大学で開発されたこの植物性たんぱく質を用いた製品は、牛乳やヨーグルトに似た味わいや口当たり、栄養成分を持つという。

原文:Israeli startup launches chickpea protein products for dairy alternatives

植物由来の人工肉で中国市場への参入を目指すImpossible Foods【Los Angels Times 11/6】
米人工肉スタートアップのインポッシブル・フーズ(Impossible Foods)は、世界の食肉消費の28%を占める中国市場に植物由来の人工豚肉で参入することを目指している。同社はすでにプロトタイプ版の人工豚肉を作り上げており、現在は現地のパートナー候補企業や中国政府との協議を進めているという。

原文:Impossible Foods is creating plant-based pork as a way into China

イスラエルのフードテックブームの背景とは【CNN Business 11/4】
イスラエルのスタートアップ・ネーション・セントラル(Startup Nation Central、SNL)が最近リリースしたレポートによれば、同国では2018年、フードテック分野への投資が1億ドルを突破したという。イスラエル国内には350社以上のフードテック関連企業があるといい、SNLで農業・フードテック分野の開発マネージャーを務めるTamar Weiss氏はこの背景について、「食糧生産をめぐる環境上・倫理上の課題に取り組むことへの人々の意識の高さがある」と語っている。

原文:What’s fueling the boom in food technology?

ソニー、食分野などへのAI活用を目指す新組織を立ち上げ【The Sppon 11/21】
ソニーは先ごろ、主にゲームやイメージング&センサー、ガストロノミーの3領域に関連するAIの研究開発を行う新組織「Sony AI」を発表。現時点でこの組織の具体的活動については詳細が明らかになっていないものの、ソニーの広報担当者は「シェフに取って代わるようなAIやロボットではなく、彼らの創造性を拡大するような新たなツールの提供を目指す」と語っている。ソニーでは昨年、食分野のロボット研究でカーネギーメロン大学との提携も発表していた。

原文:Sony Sets up AI Unit to Work on Food

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