米サイバーセキュリティ大手のFireEye、政府関与が疑われるサイバー攻撃の被害に【BBC 12/9】
米サイバーセキュリティ大手のファイヤーアイ（FireEye）は現地時間12月8日、いずれかの政府の関与が疑われる「非常に洗練された脅威アクター」からのサイバー攻撃を受けたと発表。ハッカーグループは特定の政府顧客に関連する情報を第一の標的としており、今回の攻撃で同社の顧客セキュリティのテストツールが盗み出されたという。

原文：US cybersecurity firm FireEye hit by 'state-sponsored' attack

欧州医薬品庁へのサイバー攻撃、新型コロナウイルス関連の文書が標的に【The Guardian 12/9】
独バイオテクノロジー企業のバイオNテック（BioNTech）は現地時間12月9日、欧州医薬品庁（European Medicines Agency、EMA）へのサイバー攻撃で同社が米ファイザー（Pfizer）と協力開発した新型コロナウイルスワクチンに関連する文書が不正アクセスを受けたと発表。EMAは現在、2つの新型コロナウイルスワクチンの承認作業を進めており、今後数週間以内に完了する見込みとなっているが、今回の攻撃による承認プロセスへの影響はないという。

原文：Hackers accessed vaccine documents in cyber-attack on EMA
原文：Pfizer/BioNTech vaccine docs hacked from European Medicines Agency

UAEサイバーセキュリティ相「中東地域はサイバーパンデミックに直面」【CNBC 12/6】
UAE政府のサイバーセキュリティ責任者であるMohamed al-Kuwaiti氏は現地時間12月6日、ドバイで開催された「Gulf Information Security Expo and Conference」の中で、中東地域で新型コロナウイルス関連のサイバー攻撃が急増していることを報告。UAEでは今年サイバー攻撃の件数が少なくとも前年比250%増となり、特に今年8月のイスラエルとの国交正常化以来、金融やヘルスケアなどの分野を中心に大規模なサイバー攻撃が行われているという。

原文：Middle East facing 'cyber pandemic' as Covid exposes security vulnerabilities, cyber chief says