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パンデミックで配送ロボット導入を拡大する中国テック企業 他2本

DX News October 1st. week, 2021

2021.10.04

Updated by Wataru Nakamura on October 4, 2021, 14:00 pm JST

パンデミックで配送ロボット導入を拡大する中国テック企業【Reuters 9/28】
中国Eコマース大手のアリババや京東商城(JD.com)、フードデリバリ大手の美団などは、2022年までに現在の約4倍に相当する2000台以上の配送ロボットの導入を目指している。パンデミックによる非接触サービスへの需要増やロボット製造コストの低下を受けた動き。中でも、現在200台以上のラストワンマイル配送ロボットを運用するアリババでは、来年3月までに1000台、今後3年間で1万台のロボットを導入する予定だという。

原文:Pandemic pushes Chinese tech giants to roll out more courier robots

5GとAIを活用したスマートホスピタル事業の可能性に期待するファーウェイ【South China Morning Post 9/30】
米国による制裁でスマホ事業の大幅な減収を余儀なくされているファーウェイは、病院向けに5G技術やクラウドコンピューティング、クラウドサーバー、オンラインプラットフォームなどを提供するスマートホスピタル事業を新たな収入源として期待している。同社のシステムを導入している広東省第二人民医院では、交通量から医療品の供給量まで様々なデータをリアルタイムで収集・分析して病院運営の改善に活かしているほか、病棟の各所に設置したセンサーやデバイス、看護師が身につけたスマートウォッチなどを院内の状況を把握するために活用しており、ネットワーク接続されたロボットによる院内の消毒や薬の配送なども行っているという。

原文:Huawei hopes smart hospitals with 5G and AI can offset shrinking smartphone business

ビル・ゲイツのグリーンテック・ファンドが支援するシリコンバレーの農業用ロボット【Reuters 9/22】
近年、深刻な干ばつと水不足に直面しているカリフォルニアにおいて、農業用水の消費量はますます注目を集めている。このような状況で、ビル・ゲイツ率いるBreakthrough Energy Venturesが支援する米農業テックスタートアップのIron Oxは、従来の農場に比べて水の消費量が90%少ない水耕栽培システムと自律型ロボットを組み合わせ、よりサステナブルな農業の実現を目指している。

原文:Bill Gates' green tech fund bets on Silicon Valley farming robots

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。