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関電工、専用ラボを開設しローカル5G市場へ参入

2022.04.18

Updated by WirelessWire News編集部 on April 18, 2022, 17:11 pm JST

関電工は2022年4月13日、東京の江東区にある辰巳地区に「ローカル5Gラボ」を開設したことを発表した。ローカル5G市場に参入するための実証実験設備として活用する。関電工は2022年1月27日に、総務省関東総合通信局からローカル5Gの免許を交付されている。

関電工は、電力会社の事業用電気設備に加え、通信事業者の事業用通信設備の建設・保守といった事業を展開している。建物内の電気空調設備や無線LANなどの通信ネットワーク工事を手掛けてきた経験を生かし、新たにローカル5Gのビジネスに参入する。工場、オフィスビル、商業施設などで電気・通信・空調をトータルでコントロールし、エネルギー効率の最適化に貢献するローカル5Gシステムを提供することを目指す。

ローカル5Gは、企業や自治体などが特定の建物内や敷地内などに構築できる5Gネットワークである。関電工は今後、ローカル5Gの導入を検討している企業や自治体に対して、コンサルタントから免許の取得、システム設計、施工、保守運用までを幅広く支援していく計画である。

関電工が交付を受けたローカル5Gの免許はSub6帯・スタンドアローン(SA)方式でのもの。ローカル5Gラボに設置した検証施設では、エリアが構築しやすい4.6GHz帯と4.8GHz帯の電波を使った場合の屋内外におけるハンドオーバーなど、電波伝搬を含む検証や評価をする。高速大容量通信や低遅延、多数同時接続といったローカル5Gのメリットを体感したり、端末を持ち込んで接続を試験したりすることも可能だ。顧客とのアライアンスや顧客同士をマッチングするBtoBビジネスの共創の場としても期待している。

[リリース]
関電工 「ローカル5Gラボ」の開設

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