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アルプスアルパイン、過酷な環境でのローカル5G向け評価キットを提供開始

2022.05.10

Updated by WirelessWire News編集部 on May 10, 2022, 07:00 am JST

アルプスアルパインは2022年4月27日、ローカル5G向け「5G通信デバイス評価キット」を提供すると発表した。評価キットの提供で市場を調査し、顧客のニーズを製品開発に反映させながらローカル5G事業でのポジション確立を目指す。まずは5月下旬から、企業や自治体向けに提供を開始する。

ローカル5Gは、企業や自治体などがその建物内や敷地内といった、特定のエリアに構築する5Gネットワークである。「超高速」「多数同時接続」「超低遅延」といった5Gの特徴を生かしながら、他のネットワークに干渉されない安定的な接続で高いセキュリティを実現できることから、企業や自治体などが関心を寄せている。建設現場や物流、インフラ、農林水産、エンターテインメント施設、スマート工場、スマートシティなど幅広い産業分野での利用が期待されている。

アルプスアルパインは、これまでにBluetoothやWi-Fi技術を使った車載向けの製品を開発しているほか、2021年3月にはSub6帯を使った5G専用の通信アクセス技術である5G NR(New Radio)対応の車載用モジュールを開発しサンプル出荷している。こうした車載向けの製品の開発で蓄積した技術を生かして、建設機械や農業機械、スマート工場など厳しい環境での使用が想定される状況でも安定した5G通信接続が実現できることをアピールしていく計画である。

例えば、開発した5G NRモジュールは-40℃から+85℃の温度範囲での利用に耐えられる設計、CAE(Computer Aided Engineering)による熱解析シミュレーションの活用と検証、自社EMC(Electromagnetic Compatibility)や電波暗室を活用したRF(高周波)評価などにより、長寿命・高耐熱・高耐湿・高耐振といった高信頼性を実現する。今回の「5Gデバイス評価キット」は、この5G NRモジュールを活用している。

さらに、福島のいわき事業所内にある自社テストコースを活用したフィールドテストによるロバスト性検証も可能だという。通信技術の評価をサポートする設備を用意し、利用シーンに合わせた製品開発ができる。社内に保有するセンサー技術を活用することで、データ取得の段階から技術提供とサポートが可能。通信技術とセンサー技術を融合させたユーザーの課題やユースケースに応じた5Gソリューションに対応する。

[リリース]
ローカル5G事業への参入を目指して「5G通信デバイス評価キット」を提供開始

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