米通信大手のUSセルラーは、KPMGのシカゴ本社にある顧客共創施設「Ignition Center」に同社のローカル5G網を導入したと発表した。この5G網は、同施設の敷地面積約2,800平方メートルをカバーし、KPMGの顧客が新たなインダストリー4.0ソリューションを試すための革新的なデジタルラボ体験を提供するという。

KPMGは、製造業や倉庫業、流通業向けにIoTベースのDXソリューションの開発を進めており、新たなローカル5G網は当面これらの分野のユースケースにフォーカスする見込み。具体的には、センサーや機械学習、AI、AR／VR、自律型ロボットなどによる製造設備の接続などが含まれる。

USセルラーのエンタープライズセールス／オペレーション担当SVPを務めるKim Kerr氏は「当社の隣人で、ユニークで先進的なテクノロジー環境を提供するIgnition Centerとの協業は完全に理に適ったことです。ローカル5Gの導入で、KPMGの広範な専門知識のポートフォリオをさらに充実させ、新たなユースケースを発見するための継続的イノベーション戦略をサポートできることにワクワクしています」とコメントしている。

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