NTTデータは、スマート道路やモビリティプラットフォームを手がけるOpenvia Mobilityとの提携を発表した。両社は、米国での道路インフラ向けローカル5Gの導入で協力する。

Openviaは、スペインの交通インフラ企業であるGlobalViaグループのスマートモビリティ関連企業。2020年に設立され、「インテリジェント・ロード」、「インテリジェント・オペレーション」、「モビリティ・サービス」、「先進的エアモビリティ」の事業分野でデジタル製品やサービスを開発している。

同社は、従来の道路をデジタル化し、スマートで接続されたものにするプログラム「NeoRoad」を開発／推進しており、このエコシステムをオープンで相互運用可能なものとすることを目指している。NTTデータはこのプログラムに協力し、5Gやその他のデジタル技術に関するノウハウを提供する。

NTTデータのプレスリリースによれば、バージニア州リッチモンドの高速道路「ポカホンタス・パークウェイ」が最初のテストベッドとなる。最初のユースケースとしては、ローカル5G網をデータフュージョン・アルゴリズムおよびAIと統合し、交通事象をリアルタイムで自動検出し、高速道路利用者への情報提供に利用するという。

OpenVia Mobilityのマネージングディレクターを務めるFernando Vallejo氏は「NeoRoadは米国市場でスタートしましたが、当社の目標は、近い将来に世界の他の地域でもこの道路を開発することです」とし、「NTTデータのような戦略的パートナーとの協力により、これを達成するつもりです」とコメントしている。

[関連情報]
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