英通信事業者のVirgin Media O2 (VMO2) は、英国市場向けのローカル5Gソリューションでアクセンチュアと提携することを発表した。VMO2の5Gプライベートネットワーク機能と企業の5G活用に関するアクセンチュアの専門知識を組み合わせ、2030年までに5億2800万ポンド（約1040億円）規模への拡大が予想される英モバイル・プライベート・ネットワーク市場での成長を目指す。

アクセンチュアは、様々な業界に向けた幅広い5Gアプリケーションで企業を支援しており、これには製品の品質管理モニタリング、工場現場のコンプライアンス確保のためのコンピューター・ビジョンAI、顧客体験向上のための待ち列管理システムなどが含まれている。

両社の新たなソリューションは、アクセンチュアの「Edge Orchestration Platform」上に構築され、エッジ・コンピューティング、データ、AI、組み込み型サイバーセキュリティなどを統合。建設、運輸および物流、製造、公益事業、倉庫業、スタジアム業などを中心に提供される見込み。

VMO2のビジネスおよび卸売担当マネージングディレクターを務めるJo Bertram氏は今回の提携について「企業へのサービス提供の幅を広げるもの」とし、「建設現場での安全な通信から病院での重要機器の電源供給まで、様々な分野の企業が革新的で適応性が高く、安全なモバイル・プライベート・ネットワーク・ソリューションをワンストップで利用できるようになる」とコメントしている。

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