米通信大手のベライゾンは、NVIDIAと共同開発した新たなプライベート5Gソリューション「5G Private Network with Enterprise AI」を発表した。このソリューションは、ベライゾンのプライベート5G網およびプライベートMEC（Mobile Edge Compute）をNVIDIAのAIエンタープライズ・ソフトウエア・プラットフォームおよびNIMマイクロサービスと組み合わせたもので、企業顧客向けにリアルタイムのAIサービスをオンプレミスで提供する。

新たなソリューションは、プラグ＆プレイが可能な設計で、サードパーティ製を含む様々なAIおよびコネクティビティ・アプリケーションに対応。生成AI言語モデルや視覚言語モデル、ビデオストリーミング、放送管理、コンピュータビジョン、AR/VR/XR、自律移動ロボット（AMR）/無人搬送車（AGV）やIoTなど、高い処理能力が求められるアプリケーションを管理できる。

ベライゾンの技術・製品担当SVPのSrini Kalapala氏は「予測能力を備えた生成AIは、ほぼすべての業界においてデジタルトランスフォーメーションと将来のビジネス成長に不可欠な要素になる」とし、「業界を牽引するプライベート5G/MECなど、当社のネットワークのユニークな強みと、NVIDIAのAIコンピューティング機能を組み合わせることで、セキュリティや超低遅延、広帯域幅を必要とするリアルタイムのAIアプリケーションを実現する」とコメントしている。

なお、ベライゾンは2025年初頭にこのソリューションのデモを開始する予定だ。

資料

• • Verizon collaborates with NVIDIA to power AI workloads on 5G private networks with Mobile Edge Compute
  • Nvidia Partners With Verizon to Build Scalable AI-Driven Private 5G Platform
  • Verizon, Nvidia Team to Power AI Workloads on 5G Private Networks