NEC、ネットワーク機能の仮想化に対応したMVNOソリューションを発売
2014.02.18
Updated by Naohisa Iwamoto on February 18, 2014, 19:16 pm JST
2014.02.18
Updated by Naohisa Iwamoto on February 18, 2014, 19:16 pm JST
NECは2014年2月18日、ネットワーク機能を仮想化する「NFV」(Network Functions Virtualization )に対応したMVNO向けのソリューション「vMVNOソリューション」を発売したと発表した。NFVに対応したMVNO向けのソリューションは世界初という。
vMVNOソリューションは、通信事業者のモバイルネットワーク網とMVNOの通信網の相互接続に必要な機能を、仮想化基板上に構築したソフトウエアで実現する。仮想基板は汎用的なIA(Intel Architecture)サーバーで稼働するため、専用システムが不要になりシステム構築にかかる装置コストを低減できる。また、運用コストの提言、装置調達のリードタイム短縮といった効果も得られる。1サーバー構成のミニマムスタートから、サービス発展に合わせたスケールアウトも可能で、最適なシステムを低コストで運用できる。
NFVにより提供する機能としては、携帯電話端末の接続先指定や通信データの総量規制/フィルタリング、課金収集など、MVNOに必要なものを用意。既存のシステムによる他の機能との連携も可能という。また、ユーザー単位の使用データの総量規制、多数の法人を対象としたサービス、大量のIPアドレスを使用するM2Mなどのサービスなど、多様なモバイルサービスを柔軟に短期間で構築したり、サービスの変更をしたりといったことが可能だ。
【報道発表資料】
・NEC、世界初 仮想化MVNOソリューションを発売
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