IIJとブリスコラはクラウドを活用したM2M分野で協業する。ブリスコラのセンサーを活用したクラウドプラットフォーム設計・開発の経験とノウハウを活かし、IIJ GIO(ジオ)のクラウド基盤上でM2Mプラットフォームを構築して提供する。IIJは、IIJ GIOからM2M用途に特化したモバイルデータ通信サービスまで、インフラ環境を一括して提供する。
本協業の第一弾として、アサヒ電子株式会社が2013年10月から進めている「高効率ソーラー発電システム・モニタリングデータクラウド実用化研究開発」において、太陽光モニタリングシステムの実証実験環境を構築した。
今回の実証実験では、プリスコラが太陽光パネルに取り付けた太陽光発電モニタリングセンサー「Neoale」(アサヒ電子開発)の情報を収集・監視するシステムを構築し、IIJがシステム基盤としてIIJ GIOサービス及びネットワーク環境を提供する。2014年7月の本稼動を予定している。
今後、ブリスコラは当モニタリングシステムをエネルギー分野のM2Mオープンプラットフォームとして展開する予定で、IIJはインフラの提供を通じて引き続き協業する。
ブリスコラは本事例を2014年2月26日から開催されるPV EXPO 2014 (第7回 国際太陽電池展)に展示する。
【報道発表資料】
・ブリスコラとIIJ、M2M分野において協業
【関連情報】
・アサヒ電子とブリスコラ、「高効率ソーラー発電システム・モニタリングデータクラウド実用化研究開発」が「ふくしま産業応援ファンド事業」に採択(実証研究の概要)
※修正履歴
3/3 13:40 当初、サービス名称を誤ってIIJ GEO(ジオ)と記載しておりましたが、正しくはIIJ GIO(ジオ)です。読者の皆様および関係者の皆様にはご迷惑をおかけいたしましたことをお詫びいたします。(本文中の記載は修正済み)
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登録はこちらWirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。