中国の新興スマートフォンメーカー、シャオミ（Xiaomi、小米）が現地時間16日、最新モバイルOS「MIUI 6」を発表。新たなOSは、独自のセキュリティ機能や一新した通知機能など様々な点で改良が加えられているが、フラットなアイコンデザインやグラデーションカラーなどの点について、「iOS 7」との類似も指摘する声も上がっている。

「MIUI」はシャオミがAndroidをベースにカスタマイズを加えたOSで、「MIUI 6」ではホームスクリーンやアイコンのデザインがよりシンプルなものに一新されている。また、新たなブラウザやカメラアプリ、クラウドストレージ「Mi Cloud」との連携機能、バッテリー節約機能、ビルトインのウィルス対策など多くの改良が施されているという。

シャオミの端末に対しては、製品デザインなど様々な点でアップル（Apple）製品との類似性を指摘する声がこれまでに出ていたが、今回の「MIUI 6」でも新たに採用されたフラットアイコンやカラー、カレンダー、コンパス、計算機などのユーティリティアプリが「iOS 7」に類似しているとの指摘が出ているという。

なお、MIUI 6」は現時点で一部のベータテスターのみ利用可能で、今後「Mi 3」や「Mi 4」など同社のスマートフォンでもアップデート可能になる見込みだという。

中国スマートフォン市場でシェアを伸ばすシャオミは4-6月期の同市場でサムスン（Samsung）ら大手各社を押さえて、初めて首位になっていた。同社は同期に1499万台の端末を出荷したほか、2014年上半期では2611万台の端末を販売していた。

【参照情報】
・[Reviews] MIUI 6 Full Review: Visually Stunning, Stunningly Simple - MIUI Official Site
・Xiaomi launches MIUI 6, makes Android look more like iOS 7 - Liliputing
・Xiaomi's New MIUI 6 Won't Help It Fend Off Copycat Accusations - TechCrunch