ソニー、電子ペーパー製スクリーン採用のスマートウォッチを開発 - 来年リリースへ(Bloomberg報道)
2014.11.27
Updated by WirelessWire News編集部 on November 27, 2014, 14:48 pm JST
2014.11.27
Updated by WirelessWire News編集部 on November 27, 2014, 14:48 pm JST
ソニーが電子ペーパーをスクリーンに採用したスマートウォッチの開発を進めており、早ければ来年にもリリースを予定しているという。Bloombergが情報筋の話として米国時間26日に報じている。
Bloombergによれば、このスマートウォッチはソニーが今年創設した新規事業創出部門で開発が進められているもので、盤面とリストバンドの両方に電子ペーパーが使われたものになるという。また、同社がすでに発売しているスマートウォッチやアップル(Apple)の「Apple Watch」などとは異なり、機能よりもデザイン製をより重視したものになるという。
電子ペーパーは消費電力が少なく、より長いバッテリー持続時間が期待できる。同技術をスクリーンに採用したスマートウォッチについてはこれまで、ペブル(Pebble)がリリースしたものがあるが、ソニーがどういった電子ペーパーをスクリーンに採用するかは明らかになっていない。
Bloombergでは、ソニーが新規事業創出部門のなかで自社内でのベンチャー育成を目的とした「Seed Acceleration Program」を設置していることにも触れている。今年6月に第1ラウンドを終えたこのプログラムでは、187の応募があり、80の事業案が次のラウンドに進んだという。
テレビやスマートフォン分野の苦戦を続けるソニーは、コスト削減のためにこれらの事業を縮小し、代わりに競争力のあるゲームやイメージセンサー、新規事業などに経営資源を集中していく考えを明らかにしていた。
【参照情報】
・Sony Said to Plan E-Paper Watch in Test of Innovation - Bloomberg
・Sony reportedly planning stylish watch made entirely out of e-paper - The Verge
・Smart move: Sony plans stylish, e-paper smartwatch band for 2015 - GigaOM
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