アップルとIBM、共同開発の法人向けiOSアプリ群「MobileFirst for iOS」第一弾を発表
2014.12.11
Updated by WirelessWire News編集部 on December 11, 2014, 13:14 pm JST
2014.12.11
Updated by WirelessWire News編集部 on December 11, 2014, 13:14 pm JST
アップル(Apple)は米国時間10日、同社がIBMと共同開発した法人向けiOSアプリ群「MobileFirst for iOS」を発表。第一弾として、航空業界向けや金融業界向けなど、あわせて10種類のアプリが発表されている。
アップルが今回発表したアプリのなかには、旅行・運輸業界向けの「Plan Flight」「Passenger+ 」、金融サービス事業者向けの「Advise & Grow」「Trusted Advice」、保険業界向けの「Retention」、政府機関向けの「 Case Advice」「Incident Aware」、小売業向けの「Sales Assist」「Pick & Pack」、通信業界向けの「Expert Tech」の各アプリが含まれている。そのうち、たとえば「Plan Flight」は航空会社が燃油管理や機内から地上への問題報告などに利用できるもの、また「Expert Tech」は通信事業者がユーザーへのロケーションサービスやナビゲーションの提供などに利用できるものなどとされている。アップルによれば、これらのアプリはカスタマイズ可能で、IBMのiOS端末専用クラウドサービスにより管理やアップグレードが可能になるという。
なお、アップルは今回アプリの発表に加え、これらのアプリと連携する両社のサービス群も明らかにしている。このなかには、アプリと連携するIBMのモバイルプラットフォームや法人向けソリューション、アップルの法人向け技術サポートサービスなどの「Apple Care for the Enterprise」などが含まれている。
アップルとIBMは今年7月に提携を発表し、各業界に特化した100種類以上の新しいクラスの企業向けソリューションや、iOSに最適化されたIBM独自のクラウドサービスの開発を進めていくとする考えを明らかにしていた。
【参照情報】
・Apple and IBM Deliver First Wave of IBM MobileFirst for iOS Apps - Apple
・Apple & IBM announce first batch of MobileFirst iOS apps for enterprise - 9to5 Mac
・IBM, Apple Reveal First Fruits of Partnership - WSJ
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら