東南アジア編(7)広告宣伝とカスタマーサポートに注力するタイの通信事業者
2014.03.07
Updated by Hitoshi Sato on March 7, 2014, 10:30 am JST
2014.03.07
Updated by Hitoshi Sato on March 7, 2014, 10:30 am JST
タイではスマートフォンが急速に拡大しており、バンコクではほとんどの人がスマートフォンを利用している。それにともなって、タイの通信事業者は広告宣伝やカスタマーサポートに注力している。その模様を店頭の写真で紹介する。
▼バンコクのAISショップ
タイではスマートフォンが急速に拡大しており、バンコクではほとんどの人がスマートフォンを利用している。それにともなって、タイの通信事業者は広告宣伝やカスタマーサポートに注力している。
従来のようにプリペイドのSIMカードだけを売っていればよいという時代は、少なくともバンコクでは終わっている。スマートフォンの販売をめぐって非常に激しい競争が繰り広げられている市場である。どの通信事業者であれ、ほぼ同じスマートフォンを販売しているので、扱っている端末での差別化は難しいため、様々なキャンペーンや料金プランの提供が行われている。また一度つかんだユーザーを囲い込むためにもカスタマーサポートにも力を入れ始めている。リアルな店舗だけでなく各社ではWebサイトなどでも顧客獲得やカスターサポートの多くの情報発信を行っている。タイでの通信事業者間の戦いは当面は続くであろう。
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▼バンコクのAISショップ
▼AISのキャリアショップでは同社のマスコットのグッズを販売している。購入している人は見かけない。
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▼顧客対応にどのカウンターが何分かかっているかが表示されている時計。どこのカウンターが、どのくらい時間がかかっているのかがわかる。
▼バンコクにあるAIS会員専用のラウンジ
バンコクの中心を流れるチャオプラヤ川を走る船には大きなAISの広告が出ている。現地の市民だけでなく国内外からの観光客も多く乗船する。
【参考動画】
AISのテレビ広告
ユーザー向けの無料Wi-Fiにも注力している。
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▼バンコクのDTACショップ
▼DTACのSIM販売
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▼DTACも他の通信事業者同様にiPhoneが「イチ推し」端末で宣伝している。
▼セブンイレブンとのキャンペーン
【参考動画】
DTACのテレビ広告
DTACも同様にユーザー向けのWi-Fiに注力している。
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▼Trueショップでは「LINE」のキャラクターが飾られていた。
▼バンコクのTrueショップ。2013年に開始した4G(LTE)のアピールが目立つ。
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▼チャオプラヤ川沿いに大きなビルボードが掲げられている。
【参考動画】
Trueのテレビ広告
韓国の「少女時代」を起用している。
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登録はこちら2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。