グーグル、「Google Play」でのアプリ審査を強化 - 年齢別レーティングシステムの導入も
2015.03.18
Updated by WirelessWire News編集部 on March 18, 2015, 18:00 pm JST
2015.03.18
Updated by WirelessWire News編集部 on March 18, 2015, 18:00 pm JST
グーグル(Google)が米国時間17日、同社のAndroid OS端末向けアプリストア「Google Play」について、配布されるアプリの審査プロセスやレーティングに新たな方法を取り入れていることを明らかにした。
グーグルによれば、新たなアプリ審査プロセスは数カ月前から導入されており、サードパーティ開発者から提出されたアプリを社内の専門家チームがチェックする点などがこれまでとは異なっているという。審査の内容については、当該アプリがグーグルの開発者向けポリシーに沿ったものかどうかなどが調べられ、審査を通過しなかったアプリの開発者にも、その理由や修正すべき事項がわかりやすく示されるようになったという。
アプリのレーティングについては、国際年齢評価連合(International Age Rating Coalition)が考案した基準に倣った新たなシステムが導入され、開発者へのアンケートに基づいて対象年齢などを決定する仕組みになるという。この仕組みでは、開発者がアンケートの回答を提出しない場合、アプリの評価は「レーティングなし(Unrated)」とされ、一部の地域では配布できない場合も出てくるという。
モバイル端末向けアプリの配布については、アップル(Apple)が以前から厳格な方針を採用してきているのに対し、グーグルはこれまで比較的柔軟な姿勢を採ってきていた。この話題に触れたWSJでは、「グーグルがこれまで採用していたマシンベースの審査プロセスでは、他社の知的財産を侵害しているケースが見落とされるなど様々な問題が生じていたことも確か」と指摘し、今回明らかになった方針転換でグーグルのアプローチがアップルのそれに近づいたなどとしている。
【参照情報】
・Creating Better User Experiences on Google Play - Google
・Google Adds Humans to Review Apps, Launches Age Ratings - WSJ
・Google app store gets more oversight - Reuters
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