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フェイスブック、「Messenger」アプリをプラットフォーム化 – LINE、WeChatにキャッチアップ

フェイスブック、「Messenger」アプリをプラットフォーム化 – LINE、WeChatにキャッチアップ

Updated by WirelessWire News編集部 on March 26, 2015, 17:40 pm JST

WirelessWire News編集部 WirelessWire News編集部

フェイスブック(Facebook)がメッセージアプリ「Messenger」をプラットフォームする方針を打ち出した。

同社は米国時間25日に、開発者向けイベント「F8 Conference」をサンフランシスコで開催し、そのなかで「Messenger」と連動する47種類のサードパーティ製アプリを発表。またこうした連携を可能にする開発者ツールを提供することも明らかにした。さらに法人向けにビジネスツールとして活用できる機能なども明らかにしたという。

The Vergeによると、フェイスブックで製品開発責任者を務めるクリス・コックス(Chris Cox)氏は、今回の発表の中味について「リサーチを目的としたある種の実験」という位置付けと述べたとし、この取り組みの成果が「WhatsUp」に移植される可能性も示唆している。

Facebookの登録ユーザー数は世界全体で約14億人、そのうちモバイルアプリ経由でアクセスするユーザー数は月間約6億人。いっぽう同社が昨年220億ドルで買収した「WhatsUp」では、今年はじめにアクティブユーザー数が月間7億人を超えたことが報じられていたが、ただし有力なマネタイズの手法はまだ明らかにされていない。

フェイスブックは昨年春にモバイルアプリの「Messenger」をリリースし、その後はビデオ通話機能を追加したほか、先日には同アプリを使って簡単に金銭の受け渡しが行える機能の実装予定も発表していた。今回のイベントでは同アプリの月間ユーザー数が6億人を超えたことが明らかにされている。

Bloombergによると、フェイスブックはクラウドベースのカスタマーサービスソフトを提供するゼンデスク(Zendesk)と共同で、「Messenger」経由のカスタマーサービスを可能にする技術を開発。オンライン小売業者のズーリリー(Zulily)ならびにエバーレーン(Everlane)がすでにこのサービスの導入を決めたと記している。

なお、今回のF8 Conferenceではこのほか、広告主がモバイル広告の効果を追跡しやすくするツール、外部メディアと連携した新たなコンテンツ共有の仕組みなども発表されたという。


[Zuckerberg’s Facebook F8 Keynote in Three Minutes – Bloomberg]

【参照情報】
Facebook Opens Up Messenger App to Developers and Businesses – Bloomberg
Facebook brings apps, businesses to Messenger service – Reuters
Facebook to Beef Up Messenger Mobile App – WSJ
Facebook’s Messenger platform will let you download apps, message businesses – The Verge
Introducing Messenger Platform and Businesses on Messenger – Facebook

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