米調査会社ニールセン（Nielsen）は現地時間11日、米モバイル端末ユーザーのアプリ利用に関する調査結果を発表。このなかで、モバイルユーザーのアプリ使用時間がますます増加していることが明らかにしている。

ニールセンによれば、米国のスマートフォンユーザーが毎月使用するアプリ数は平均して26.7個で、これは過去2 年でほとんど変わっていないという。また、これらのアプリのうち70%以上が、人気トップ200のアプリだという。

いっぽう、アプリ使用時間については大きく拡大しており、米ユーザーによる月間アプリ使用時間は2014年第4四半期の調査で平均37時間28分で、これは過去2年で63%の増加となっているという。また、このうち特に利用が増えているのが、エンターテイメント関連のアプリで、ゲームアプリや音楽アプリ、動画アプリなどで月間使用時間やユーザー数が増加しているという。

このほか、ニールセンは男女別や人種別でもアプリ使用習慣に違いが出るとする調査結果を紹介。たとえば、「男性は女性に比べて毎月平均して多くのアプリを使用する（男性は27.2個、女性は26.3個）ものの、アプリの月間平均使用時間は女性の方が多い（男性が36時間51分、女性が38時間2分）」、「アフリカン・アメリカンはアプリの使用数も使用時間も多く（月間平均30.3個、約43時間）、次いで多いのがヒスパニック（同27.9個、41時間31分）、以下使用時間では、アジアン・アメリカン（37時間14分）、非ヒスパニック系白人（35時間25分）の順に多い」などの調査結果が明らかになっている。

【参照情報】
・So may apps, so much more time for entertainment - Nielsen
・Americans are literally using apps like it’s our job - Washington Post