WirelessWire News Technology to implement the future

by Category

携帯電話・PHS契約数のキャリア別シェア、ソフトバンクモバイルが21.8%と増加

2012.07.11

Updated by on July 11, 2012, 15:30 pm JST

総務省は2012年6月22日に「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成23年度第4四半期(3月末))」を発表した。それによると、携帯電話・PHS(MVNO含む)の契約数は2012年3月末で1億3,276万(前期比2.2%増)と増加が続いている。携帯電話の契約数は、1億2,820万(前期比2.1%増)と増加が続いている。また、PHSも456万(前期比5.8%増)と増加している。

携帯電話・PHSの契約数のシェアは、NTTドコモが45.3%(前期比0.6ポイント減)と減少が続いており、KDDIは26.4%(前期と変わらず)とおおむね横ばい。一方ソフトバンクモバイルは21.8%(前期比0.4ポイント増)と増加が続いている(図1)。またMVNO契約数は2012年3月末で484万加入と増加している。

▼図1:携帯電話・PHS契約数のシェア(2011年3月末〜2012年3月末、事業者別)
201207111530-1.jpg

ブロードバンドサービスの契約数は2012 年3 月末で3,952.8万(前期比4.8%増)となり、増加が続いている(図2)。FTTHの契約数は2012 年3 月末で2,230.3 万と増加が続いている。一方、DSLの契約数は2012年3 月末で670.5万と減少が続いている。CATVインターネットの契約数は2012年3月末で590.9万となった。

一方、3.9 世代携帯電話パケット通信サービスの契約数は、229.7 万(前期比約2倍)と大幅に増加している。またBWA の契約数は、230.4 万(前期比 35.8%増)と大幅に増加している。

▼図2:ブロードバンドサービスの契約数(2011年3月末〜2012年3月末、サービス種別)
201207111530-2.jpg

===

固定ブロードバンド契約数のシェアはNTT東日本と西日本で約半数を占める。どちらのこの1年でじりじりシェアを上げている(図3)。

▼図3:ブロードバンド契約数のシェア(2010年3月末〜2011年3月末、事業者別)
201207111530-3.jpg

ブロードバンドの中で主流となっているFTTHについてのシェアを見てみると、全体のシェアについては、NTT東西のシェアは 74.2%(前期比 0.2 ポイント減)、電力系事業者は 9.0%(前期比 0.1 ポイント減)でおおむね横ばい、KDDIは 9.5%(前期比 0.3 ポイント増)と増加している。(図4)。

▼図4:FTTH契約数のシェア(2010年3月末〜2011年3月末、事業者別)
201207111530-4.jpg

NTT東西のシェアについては、「戸建て+ビジネス向け」は 75.9%(前期比 0.4ポイント減)、と減少しており、「集合住宅向け」は 71.5%(前期比 0.1 ポイント減)でおおむね横ばいとなっている。

本調査について

【情報ソース】
2012年6月22日の総務省の電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成23年度第4四半期(3月末))。
電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成23年度第4四半期(3月末))
別紙(PDF)
参考資料(PDF)

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら