KDDI、2010年秋冬-2011年春モデル新製品発表会で、スカイプとの戦略的包括提携を発表
2010.10.18
Updated by WirelessWire News編集部 on October 18, 2010, 18:00 pm JST
2010.10.18
Updated by WirelessWire News編集部 on October 18, 2010, 18:00 pm JST
KDDIは10月18日、2010年度の冬商戦から来年春に向けて投入する、2010年秋冬-2011年春モデルの新製品を発表した。本発表に先駆けて、10月4日にお披露目したシャープ製Android搭載端末「IS03」を含むスマートフォンが4機種、すでに9月9日から発売を開始している京セラ製「K006」を含むフィーチャーフォン(従来型のケータイ)の17機種に加え、電子ブックリーダーを1機種、データ通信専用端末を2機種、そしてタブレット型インターネット端末を1機種の全23機種をラインアップとして揃えた。
▼電子ブックリーダー「biblio Leaf SP02」(左)とAndroidタブレット「SMT-i9100」。その他、全23機種の新製品が発表された。
発表に際して同社社長に就任予定の田中孝司専務は、「"本気のau"、"こだわりのau"を見せていきたい」と、改めて決意を明言。「デザイン」「新たなライフスタイル提案」「先進的な料金」という3つの側面からユーザーのニーズを追求し、auらしい"ワクワク感"を提供してくことを宣言した。
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また合わせて発表されたのが、ルクセンブルグのスカイプ・テクノロジーズ S.A(スカイプ) との戦略的包括提携である。同社が提供する、無料あるいは安価にビデオや音声通話、チャットなどが楽しめるアプリケーション「Skype」には、世界中に1億2400万人のアクティブユーザーが存在する。新興企業として出発した同社は、わずか7年で急成長を遂げている。
戦略的提携の第一弾として両社は、KDDIが今後発売するAndroidスマートフォン対応の専用アプリケーション「Skype au」を配信し、さらに2011年にはBREWを搭載するフィーチャーフォンへと対応機種を拡大させていくという。10月4日のIS03発表会でリリースを予告していた「禁断のアプリケーション」とは、このSkype auを指していたということが明らかとなった。
Skype auは「au one Market」上で公開され、ユーザーがこのアプリケーションを端末にダウンロードすることによって、通話やチャットを利用できるようになる。Skype auサービスでは携帯電話交換網を経由させるため、安定した通話品質を確保できるのが特徴。専用アプリケーションは、バッテリー消費を最小限に抑えられるように設計されているという。なお、具体的なサービス内容や料金体系は、後日に発表される予定である。
スカイプのCEOであるエイドリアン・ディロン氏は、「場所やプラットフォーム、デバイスなどを飛び越えて、ユーザーがいつでもどこでも好きなところでコミュニケーションできるユビキタス環境を目指していく」と同社のビジョンを説明した上で、「今日はSkypeが日本でまさに、この理念が実現できるようになる重要な節目の日」と述べ、KDDIとの戦略的提携の重要性を強調した。
▼スカイプ・テクノロジーズ S.A CEOのエイドリアン・ディロン氏(左)と、KDDI執行取締役専務 田中孝司氏
【報道発表資料】
・KDDIとSkypeの戦略的包括提携「Skype(TM) au」の提供について
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