ソフトバンク、Android 2.2搭載スマートフォン5機種を含む冬・春モデルを24機種発表
2010.11.04
Updated by WirelessWire News編集部 on November 4, 2010, 18:00 pm JST
2010.11.04
Updated by WirelessWire News編集部 on November 4, 2010, 18:00 pm JST
▼冬・春モデル24機種を紹介するソフトバンクモバイルの孫正義社長
ソフトバンクモバイルは2010年11月4日、都内で発表会を開催して2010年冬〜2011年春の商戦に向けた新製品や新サービスを一挙に発表した。そのうち新作のスマートフォンは5機種で、5機種すべてがAndroid 2.2に対応する。スマートフォン以外の携帯電話では防水やカメラ性能、カラーリングなどの特徴を備えたモデルを投入。データ通信端末では、同時に発表した最大42Mbpsの高速サービスに対応する端末を発表した。
▼全機種Android 2.2搭載を「技術のソフトバンクのこだわり」と説明
スマートフォンは、冬・春モデルの全機種がAndroid 2.2を搭載する。ソフトバンクモバイルの孫正義社長は「全機種Android 2.2を搭載するのは、ソフトバンクならではのこだわり。2.1とは0.1以上の大きな差がある」と力をこめた。その例として、Android 2.2がFlash 10.1に対応していることを挙げ、「Ustreamやニコニコ動画が見られるか見られないかという決定的な差がある」という。このほかにも、高速なアプリケーションの起動や実行、電話帳のヨミガナ検索の実現、SDカードへのアプリの保存、携帯電話紛失時に安心なリモートロック&リモートワイプの実現--などをAndroid 2.2搭載のメリットとして列挙した。
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▼スマートフォンのGALAPAGOS 003SHは13色のカラバリを用意。ゲストの上戸彩さん、松田翔太さんに、好みを聞く孫社長
お披露目があったスマートフォン新製品は5機種。「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」はシャープ製で、電子書籍端末で発表済のGALAPAGOS(ガラパゴス)ブランドを冠したスマートフォンだ。いずれも3D技術を採用した3.8インチ大型液晶を搭載し、撮影した3D写真や動画コンテンツなどを裸眼で立体的に楽しめる。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信機能など国内携帯電話の標準機能も備える。003SHは一般のスマートフォンタイプで、カラーリングを限定色も含めて13種類用意する。005SHはスライド式キーボードを備える。このほか、5インチ液晶を搭載する小型タブレット「DELL Streak 001DL」(デル製)、小型のスマートフォンエントリー機「004HW」(ファーウェイ製)、軽量110gの「Libero 003Z」(ZTE製)を発表した。すでに発表済みの「HTC Desire HD 001HT」を含めた6機種が冬・春商戦のAndroidスマートフォンということになる。
一方、フィーチャーフォンとも呼ばれる一般の携帯電話は、ソフトバンクモバイルブランドで9製品をラインアップ。カメラ性能をアピールする上級機種には、1410万画素CCDカメラを搭載しハイビジョン動画の撮影が可能な「AQUOS SHOT 002SH」(シャープ製)、1320万画素カメラを搭載してLUMIXブランドを冠した「LUMIX Phone 001P」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)が並ぶ。防水・防塵でタッチ操作も可能な「THE PREMIUM7 WATERPROOF 004SH」(シャープ製)、この機種の「PAUL & JOE」コラボモデル「004SH PJ」、高機能で13.9mmのスリムケータイ「001N」(NEC カシオモバイルコミュニケーションズ製)、11.7mmの防水ケータイ「AQUA STYLE 001SC」(サムスン電子製)も用意した。カラーバリエーションにこだわるユーザーには、10色を用意しCMキャラクターの「お父さん」バージョンになった「PANTONE 3 001SH」と、ツートンカラーも含む15色で新たにワンセグを搭載した「COLOR LIFE2 002P」の2機種で対応。法人向け「002P for Biz」も用意した。これら9機種に加えてディズニーモバイルの3機種を冬・春モデルとしてライナップした。
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▼42Mbpsの新データ通信サービス「ULTRA SPEED」が他社サービスよりも高速であることを強調
このほかに発表会では、42Mbpsの高速データ通信サービス「ULTRA SPEED」の提供も発表された。これはDC-HSDPA方式を使ったデータ通信サービスで、2011年2月下旬以降に提供を開始する。孫社長は「ULTRA SPEEDは、2011年6月までにエリアカバー率を60%にまで引き上げる予定。NTTドコモのLTEは2012年3月時点でカバー率が20%の計画であり、圧倒的に早くサービスエリアを展開する」と息巻く。ULTRA SPEEDに対応するモバイルWi-FiルーターやUSB型端末も3機種発表し、サービス開始への臨戦態勢が整っていることを示した。
※11/4 21:15
NTTドコモのLTE展開計画について、カバー率20%を予定している時期を「2012年3月時点」と追記しました(本文修正済み)。
【報道発表資料】
・2010年冬-2011年春商戦向け新機種について
・「ULTRA SPEED(ウルトラスピード)」の開始について
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