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KDDI、周波数再編に伴いCDMA 1Xなどを来年7月22日をもってサービス終了

2011.04.25

Updated by Naohisa Iwamoto on April 25, 2011, 11:15 am JST

KDDIは2011年4月25日、800MHz帯周波数の切り替えに伴い「CDMA 1X」などのサービスを2012年7月22日をもって終了すると発表した。サービス終了の対象機種では、その後に通信サービスを使えなくなる。KDDIでは、対象機種を所有するユーザーに対して、機種変更手数料を無料にするほか、特別価格の機種を用意して機種変更を受け付けるとしている。

▼サービス終了の対象機種
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サービス終了の対象となるのは、「CDMA 1X」および「CDMA 1X WIN」のau ICカード非対応機種。また、au ICカード対応機種の一部でも、エリアによっては通信サービスを受けられなくなることがある。携帯電話で使われている800MHz帯周波数の電波は、周波数の有効利用などを目的として2012年7月24日までに利用方法の再編が行われる。再編後の新しい周波数割り当てに対応していない機種が利用できなくなる。

KDDIでは、2010年4月に「CDMA 1X」などのサービス終了をアナウンスしていた(関連記事:KDDI、800MHz帯の周波数再編に伴い「CDMA 1X」などのサービス終了へ。その時点では具体的なサービス終了の時期には言及しておらず、今回の発表で正式なサービス終了時期が明らかになった。

【報道発表資料】
「CDMA 1X」などのサービス終了等のお知らせ
「CDMA 1X」などのサービス終了等のお知らせ〈別紙〉(対象機種のリスト)

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。