音声でメールが書ける--NTTドコモ、スマートフォンを音声で操作するサービス
2011.05.31
Updated by Naohisa Iwamoto on May 31, 2011, 18:27 pm JST
2011.05.31
Updated by Naohisa Iwamoto on May 31, 2011, 18:27 pm JST
NTTドコモは2011年5月31日、スマートフォンに話しかけることでメールの文字入力ができたり、ネット検索などの操作ができたりするサービスのトライアルを開始すると発表した。利用するアプリは、メールなどの文字入力ができる「Speakey」(スピーキィ)と、ネット検索や端末機能の呼び出しができる「VOICE IT!」(ヴォイス イット)の2種類で、同日からAndroidマーケットで提供を始めた。
NTTドコモでは、音声認識技術を活用することで「話しかければ何でも応えてくれる」携帯電話の開発を目指している。今回のトライアルサービスはその一環で、Speakeyはオムロンソフトウェアと、VOICE IT!はブリリアントサービスと、それぞれ共同で開発したものとなる。
Speakeyは、スマートフォンに話しかけた言葉を認識して、メール作成時などの文字入力を行う。特徴は、単語ごとに文章を分割して変換候補を表示する機能を備えたこと。これにより、音声の誤認識による修正操作の回数を減らせるとしている。
VOICE IT!には、話しかけるだけで検索や端末の操作が可能になる2つの機能がある。1つは、調べたい内容をスマートフォンに話しかけるとその内容をキーワードとしてインターネット検索が起動すること。もう1つは、スマートフォンでしたいことを要望として話しかけると、利用したい端末の機能を起動する。
両アプリは5月31日から11月30日にかけて提供する予定。アプリの利用料金は無料。対応端末は、発表時点ではXperia(Android 2.1)、GALAXY S(Android 2.2)で、今後順次対応機種を増やす計画である。NTTドコモではこのトライアルで得られた意見などを、今後のサービス開発に生かすという。
【報道発表資料】
・音声認識技術を利用したサービスのトライアル提供開始
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