NHN Japanは2013年1月18日、同社が運営する無料コミュニケーションアプリ「LINE」の登録ユーザーが、全世界で1億人を突破したと発表した。2011年6月23日にサービスを開始してから1年7カ月という短期間に急速に成長した。
LINEは当初はグループコミュニケーションサービスとして提供を始めた。2011年10月に無料音声通話機能やスタンプ機能といった現在につながる機能拡張を行い、人気に拍車がかかった。1億ユーザーのうち日本国内のユーザーは4151万ユーザー。東アジアを中心に海外でも利用者が増加したことに加え、現在までにロシア周辺諸国やスペイン、チリ、メキシコといったスペイン語圏でも利用が広まったこともあり、早期に1億ユーザーを達成できた。
NHN Japanによれば、1億ユーザー達成にかかった期間はLINEが19カ月だったのに対して、Twitterは約49カ月、Facebookは約54カ月という。世界を席巻するサービスを大きく上回る勢いで、LINEがユーザーに浸透していることがわかる。NHN Japan代表取締役社長の森川 亮氏は「公開から1年半で1億人以上のユーザーを抱えるまでに成長した日本発のインターネットサービスは、LINEが初めてではないか」とした上で、「世界へ挑戦する"切符"をつかんだと同時に、安心してLINEを使ってもらえるようにセキュリティ向上や青少年保護への取り組みを強化していく」とコメントしている。
【報道発表資料】
・「LINE」、世界1億ユーザーを突破
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