総務省は2010年9月3日、ホワイトスペース活用の全国展開を目指して、「ホワイトスペース推進会議」を開催すると発表した。第1回会合は2010年9月10日。

ホワイトスペースとは、放送などの電波の隙間で利用されていない周波数のこと。ホワイトスペースを活用することで、新しいサービスなどへの展開が期待できる。具体的な利用法を検討するホワイトスペース特区の先行モデルとして、8月にTBSテレビやNHKなど10社11事業が決定している。ホワイトスペース推進会議では、ホワイトスペース特区の選定・評価を行う。また、既存システムとの混信防止のための環境整備や、ビジネス展開へのルールづくりの促進も目指す。

▼ホワイトスペースなど新たな電波の有効利用の実現方策 [PDF]（画像をクリックして拡大）

メンバーは、会長の中央大学研究開発機構の土居範久教授、会長代理の野村総合研究所シニア・フェローの村上輝康氏をはじめとした計11人。第1回会合には特別参加として、ワイトスペース特区の先行モデルの事業者なども参加する。今後、ホワイトスペース特区に選定された事業者などの参加も予定している。

【報道発表資料】
・「ホワイトスペース推進会議」の開催