昨日の日本を皮切りに、昨晩から今朝にかけて、世界5カ国（日、米、英、仏独）でアップル（Apple）のiPhone 4が発売になった。日本と同様の大行列が各国ででき、なかには「予約なしで半日近く並んだ人もいた」などの例を複数の媒体が報じている。

そんななか、Bloombergはパシフィック・クレスト・セキュリティーズ（Pacific Crest Securities）のアンディ・ハーグリーブズ（Andy Hargreaves）氏というアナリストのコメントとして、「発売初日だけで100万台を販売、さらに26日までにあと100万台が売れる可能性がある」との予測を紹介している。

iPhoneの売上台数予測については、予約受付開始当日だけで60万件以上の注文が殺到し、さらに米や独などの通信キャリアでも「iPhone 3GSにくらべて、10倍以上の手応え」というコメントが報じられていたことから、これまでにも「最初の週末だけで100万台」「6月24〜27日の4日間で200万〜300万台」というアナリストの予測も出ていた。ちなみに、前機種iPhone 3GSでは最初の3日間で約100万台が販売されていた。

いっぽうで、iPhone 4については、新たに採用された「"Retinaディスプレイ"に黄色い帯が入っている」「持ち方によっては電波の受信感度が目に見えて悪くなる」などの事例が発売開始直前から報じられ、一部で話題となっている。いまのところ、これらの問題がどれほど影響を及ぼすことになるかは不明だが、いずれにしてもアップルの対応と、そして週明けに発表が予想されるiPhoneの初期販売台数に注目が集まることは間違いない。

【参照情報】
・Apple Might Sell 1 Million IPhones in New Model's Debut - Bloomberg
・Eager Consumers Buy iPhone 4 - Wall Street Journal
・The Privileges of the Reserved IPhone 4 Line - WSJ.com - Digits
・Analyst: iPhone 4 Launch a "2 Million-3 Million iPhone Event" - AllThingsD
・Analysts Raise iPhone 4 Sales Forecasts From Huge to Ginormous - AllThingsD
・http://www.businessinsider.com/iphone-4-apple-2-million-2010-6#ixzz0rpC9jBQ4 - Business Insider