アップル（Apple）は米国時間28日、同社が24日に世界5カ国で発売したiPhone 4について、発売から3日間の販売台数が170万台を突破したと発表した。同社のスティーブ・ジョブズ（Steve Jobs）CEOはプレスリリースのなかで、「これはアップルの歴史上でもっとも成功を収めた製品ローンチだ」と述べ、さらに「われわれが十分な数を提供できなかったために、iPhone 4を手に入れられなかった顧客に対してすまなく思う」としている。

歴代のiPhoneの発売当初の販売台数は、2008年のiPhone 3Gが3日間で100万台、2009年の3GSも同じく100万台だった。

iPhone 4については、予約受付開始日に注文が殺到して米国ではAT&Tとアップルのサーバーがダウン。また複数の国で3GSの時に比べて10倍程度の手応えがあるとのコメントも出ていた。さらに、一部のアナリストからは3日間の販売台数を200万台とする予測も出されていた。

いっぽう、発売直前からは、アンテナの受信感度低下や液層画面の一部変色など、複数の問題が報告されていたが、顧客の旺盛な需要に水を差すことにはつながらなかったようだ。

なお、2010年1-3月期（Q2）のiPhone販売台数は約875万台で、6月26日締めとなる4-6月期（Q3）の販売台数はこれを上回って約930万台に達するという予測も一部で出ている。

【参照情報】
・iPhone 4 Sales Top 1.7 Million - プレスリリース
・Despite Glitches, iPhone 4 is Apple's Biggest Launch Ever - ReadWriteWeb
・Apple: We've Sold Over 1.7 Million iPhone 4 Devices In First 3 Days - TechCrunch
・Just How Important is the iPhone to Apple's Earnings Anyway? - Bullish Cross
・The "Black Art" of Antenna Design - Wall Street Journal