米アップル（Apple）のスマートフォン「iPhone」の出荷台数が加リサーチ・イン・モーション（Research In Motion：以下、RIM）の「BlackBerry」の出荷台数を上回ったことが、調査会社ストラテジー・アナリティクス（Strategy Analytics）の調べで明らかになった。

同社が22日に発表した調査結果によると、第3四半期のスマートフォン出荷台数は7710万台で、昨年同時期を78%上回る成長をみせた。メーカーごとの数字をみると、2650万台を出荷したノキア（Nokia）が首位の座を維持した。アップルの出荷台数は1450万台で、1230万台を出荷したRIMを上回った。

アップルのスティーブ・ジョブス（Steve Jobs）CEOは18日に行った同社決算発表のなかで、「RIMが近い将来我々に追いつけるとは思えない」と自信をみせていた。なお、同社の発表では7-9月期のiPhone出荷台数を1410万台としていた。

これに対し、RIMのジム・・バルシリー（Jim Balsillie）CEOは翌日、「RIMは5四半期連続で記録的な出荷台数を達成した」と述べ、「9月には夏の間より業界全体の需要が高まることから、8月に終わるRIMの四半期と9月に終わるアップルの四半期を比較してもしかたがない」と反論していた。

アップルのジョブズCEOはまた、多くの携帯電話機メーカーが採用するAndroidについても、メーカーによってUIが異なる「ばらばら」（"fragmented"）な状態にあるため、それがユーザーを混乱させると評した。ただし、「最も良い携帯電話機向けOS」を選ぶWall Street Journalの読者投票では、AndroidがiOSを上回って過半数の票を得ている。

【参照情報】
・OS Watch: Apple Beats RIM, Verbally & Actually - Light Reading
・Report: Apple passes RIM, as smartphone sales boom 78% - Fierce Wireless
・Breaking: RIM Co-CEO Jim Balsillie responds to Steve Jobs comments made during Apple earnings call! - CrackBerry.com