シトリックス、企業システムにリモートアクセスできるiPad用アプリを提供
2010.06.03
Updated by WirelessWire News編集部 on June 3, 2010, 10:20 am JST
2010.06.03
Updated by WirelessWire News編集部 on June 3, 2010, 10:20 am JST
シトリックス・システムズ・ジャパンは6月1日、iPad用のアプリ「Citrix Receiver for iPad」をApp Storeで提供開始したことを発表した。同社のデスクトップ仮想化サービスのクライアントとして利用でき、企業システムにiPadからリモートアクセスできるようになる。iPad向けのCitrix Receiver for iPadは無料で提供する。
対象となるのはCitrix XenDesktopやCitrix XenAppのユーザー。XenDesktopは、Windowsパソコンのデスクトップを、XenAppはWindowsアプリケーションを、それぞれ仮想化して提供するサービスである。Receiverと呼ぶクライアントソフトを使うことで、サーバー上で稼働しているWindows環境を端末の画面上に表示して操作できる。これらのサービスで企業システムのデスクトップやアプリケーションを仮想化しておけば、場所や端末の種別を問わずに企業システムを利用できる。Citrix Receiver for iPadの提供により、サービスの利用端末としてiPadが加わる。
今回のアプリ提供は、WindowsのデスクトップやアプリケーションがiPadの画面上で操作できることを意味する。iPadが利用端末に加わることで、シトリックスのデスクトップ仮想化サービスの利用範囲が一段と広がることになる。
なお、シトリックスでは、iPadからの利用のイメージを理解してもらうために、Citrix XenDesktopやCitrix XenAppのユーザー以外に向けたデモサイトを提供する。デモサイトは、Citrix Receiver for iPadをインストールしたiPadから米国のデモ環境である「CitrixCloud.net」に接続して利用する。
【報道発表資料】
・シトリックス、iPad用アプリケーション「Citrix Receiver for iPad」をApp Storeで提供
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