「外資としては国内最大の通信インフラベンダーへ」ノキア シーメンス広報担当者がコメント
2010.07.20
Updated by WirelessWire News編集部 on July 20, 2010, 13:30 pm JST
2010.07.20
Updated by WirelessWire News編集部 on July 20, 2010, 13:30 pm JST
既に報じられている通り、ノキア シーメンス ネットワークス(Nokia Siemens Networks:以下、ノキア シーメンス)がモトローラ(Motorola)の通信機器部門を12億ドルで買収すると発表した。この買収により、ノキア シーメンスはモトローラから、iDEN事業とネットワークインフラ関連の知的財産以外のほぼ全ての無線ネットワークインフラ事業を獲得する。
ノキア シーメンス日本法人の広報担当者に確認したところ、「この買収により、日本のノキア シーメンス ネットワークスは、外資として、国内で最も大きな無線インフラベンダーになる見込み」とのこと。また、「現在の日本市場において、ノキア シーメンスとモトローラはほとんどオーバーラップしておらず、この買収は、日本においては補完関係となるものである」との認識だ。
日本国内においては、モトローラはCDMA基地局の供給や昨年にはLTE基地局ベンダーとして選定されるなど、KDDIと関係が深い。ノキア シーメンスでは、モトローラからKDDIとの取引関係を引き継ぐことによって、関係強化と商機の拡大を狙うものとみられる。
※7/20 16:30 広報担当者のコメントについて、一部表現を修正いたしました。
【参照情報】
・ノキア シーメンス、モトローラの通信機器部門を現金12億ドルで買収へ(WirelessWire News)
・モトローラ、通信機器部門売却をめぐりノキア シーメンスと交渉 - WSJ報道
・ノキア・シーメンス、モトローラの携帯基地局事業を買収(日本経済新聞)
・KDDI、LTEの基地局ベンダーにNECとモトローラを選定(ITmedia)
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