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ひかり電話で「ミニマムFMC」を実現する、チャットボイスの「交換職」

2010.09.17

Updated by WirelessWire News編集部 on September 17, 2010, 10:30 am JST

お手軽ダイヤルイン「呼び分け」機能 [PDF]
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9月15日、チャットボイス株式会社は、NTTひかり電話対応FMCアダプタ「交換職(こうかんしょく)」を発売した。NTT東日本/西日本が契約者に提供する「ひかり電話ルーター」にLAN接続することで、ビジネスホンの「ダイヤルイン」機能を実現する「呼び分け機能」と、ダイヤルイン番号ごとの携帯電話への転送機能を実現する「追いかけ機能」を提供する。従来のアナログ電話機はそのまま利用可能。

「呼び分け機能」で使用するダイヤルイン番号には、ひかり電話の付加機能である「マイナンバー」を利用する。一方、「交換職」自身は、最大5台分のIP電話として機能しており、マイナンバーへの着信は、「交換職」のもつIP電話番号のうち、着信番号に対応するIP電話番号に転送される。IP電話からひかり電話ルーターに接続されたアナログ電話を改めて呼び出すことで、アナログ電話のナンバーディスプレイ機能でダイヤルイン番号を識別して表示する(特許出願中)。なお、転送できる携帯電話の台数は、ひかり電話の「マイナンバー」の上限である5台までとなる。

「追いかけ機能」は、一定時間誰も電話に出なかった場合に、ダイヤルイン番号ごとに決められた携帯電話に通話を転送する機能。それでも電話に出ない場合は、「交換職」が留守番メッセージを預かり、メッセージがある旨をメールで携帯電話あてに通知する。

また、「追いかけ機能」の転送をそのまま利用すると、通話ごとにひかり電話から携帯電話への通話料金がかかるが、Bluetoothで「交換職」本体とFOMA携帯電話を接続することで、携帯電話を転送用の発信回線として利用できる。転送先の携帯電話もまとめてビジネス通話割引の対象としておくことで、転送時の通話料金が無料になる。

「交換職」の価格はオープンだが、実売価格は7万円〜8万円程度となる見込み。また、Bluetooth機能がない「交換職Lite(こうかんしょくらいと)」は約4万円となる。同社代表取締役の上原孝之氏によれば、「PBXやビジネスホンを導入済みのユーザーでなくては利用が難しかった、ダイヤルインによる呼び分けや携帯への転送を、SOHOや小規模オフィスに急速に普及が進んでいるひかり電話を利用して低価格で実現する『ミニマムFMC(Fixed Mobile Convergence)』という新たなコンセプトの商品」とのこと。販売ルートとしては、同社からの直販の他、携帯電話販売会社の法人向け提案営業での活用を想定している。

【報道発表資料】
NTTひかり電話対応FMCアダプタ「交換職」発売 電話機1台でダイヤルイン、携帯電話への無料転送を実現 [PDF]

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