米国や欧州などの市場に順次投入され、各地で大ブームを巻き起こしているAR（Augumented Reality）ゲーム「Pokémon Go」が、日本国内でも20日にリリースされる可能性があるTech Crunchが米国時間19日に報じた。

「Pokémon Go」は米国や欧州、オーストラリアなど、すでに30カ国以上でリリースされ、先週末に欧州各国でリリースされた際には「Pokémon Go」と交信するサーバーが一時ダウンしていたことなども伝えられていた。

TechCrunchでは、同ゲームの開発元で任天堂と協力するナイアンティック（Niantic）のジョン・ハンケ（John Hanke） CEOが、日本国内でのリリースが遅れている理由について、「リリースによる需要に耐えうる十分なサーバー環境を確保するため」と説明し、日本での具体的なリリース時期については「7月後半になる見込み」と語っていたなどと記している。

また日本でのリリースにあたっては、「Pokémon Go」プレイ中に画面に表示される特定の場所をスポンサー企業に販売する「スポンサード・ロケーション（Sponsored Locations）」の仕組みが同時に投入されるとTechCrunchは述べ、スポンサー企業の第一号がマクドナルドになる可能性があるとしている。具体的には、日本国内に3000軒以上あるマクドナルドの店舗に「Pokémon Go」の「ジム（Gym、プレイヤー同士の対戦が可能なスポット）」を配置し、集客などに役立てる考えとされている。なお、スポンサー料の設定については現時点では明らかになっていないという。

【参照情報】
・Pokémon Go will launch in Japan tomorrow with game’s first sponsored location - TechCrunch
・Pokémon Go is coming to Japan, the ancestral homeland of Pokémon - QUARTZ
・McDonald’s Unit to Sponsor ‘Pokémon Go’ in Japan - WSJ