capture image: Amazon Prime Air To Provide Drone Delivery | Tech Bet | CNBC(CNBC)
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ドローン(無人機)を使った商品配送サービス「Prime Air」の準備を進めているアマゾン(Amazon)が、英国の航空規制当局(Civil Aviation Authority、CAA)と協力しながら、同サービスの実現に向けた実験を行うことになったという。これまでドローンの商用利用に慎重な姿勢を取り続けている米連邦航空局(Federal Aviation Authority、FAA)の出方に注目が集まりそうだ。
アマゾンの声明によると、同社はCAAとの提携に基づき、視界を超えた距離までドローンを飛行させる実験や、1人の操縦者が同時に複数のドローンを運行する実験などを英国内で実施することになるという。またCAA側では、アマゾンの実験で得られた結果をドローンの規制に関するルールづくりに役立てる考えなどとされている。
アマゾンは、グーグル(Google)などとともに、以前から米FAAに対してドローンの商用利用実現に向けた規制緩和を求めてきているが、この話題を採り上げたNYTimesではFAAが先月発表した新たなルールに触れながら、米国ではいまだに夜間の商用ドローン運行ができないことや高度400フィート以下を運行するよう定められていることなどを指摘。さらに、英国での実験成功が他の国での規制緩和につながることを希望するとするアマゾンのコメントを紹介している。
またNYTimesでは、米規制当局の対応の遅さにしびれを切らしたアマゾンが、ドローンに関する研究開発の拠点を英、カナダ、オランダなど米国外の地域にシフトしてきていること、ならびに英CAAがアマゾン以外のドローンメーカーなどとも同様の提携を行う可能性があることなどにも言及している。
【参照情報】
・Amazon and UK Government Aim for the Sky with Partnership on Drones - Amazon
・Amazon Expands Drone Testing in Britain - NYTimes
・Amazon is expanding drone delivery testing in the UK - The Verge
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