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自動運転に関連した海外メディアの報道 2017/08/25

2017.08.25

Updated by Wataru Nakamura on August 25, 2017, 07:00 am JST

アップル、自動運転車開発の縮小は確定的に?[NYTimes]
「Project Titan」で自動運転車開発を進めていたアップルだが、従業員向け自動運転シャトルでの外部の自動車メーカーとの協力の話題も受け、自社での自動車開発の可能性がほぼなくなったのではないかとする話をNYTimesが報じている。

原文:Apple Scales Back Its Ambitions for a Self-Driving Car
(選者コメント)アップルについてはすでに自動運転ソフトウェアの開発に特化するという認識があったが、各社がこれを報じているということはアップルが自動車を一から開発するという見方もまだ残っていたのだろう。

自動車および軽トラック向けLiDARセンサー市場が急拡大へ[WhaTech]
2016年時点で1300万ドルの規模であった一般車および軽トラック/SUV向けのLiDARセンサー市場が、2023年には99億ドル規模まで拡大するという見積りを調査会社ReportsnReportsが出している。

原文:LiDAR for cars and light trucks market forecasts from 2017 to 2023 illuminated by new report
(選者コメント)7年でおよそ800倍とは驚き。日本のリコーやパイオニアにも期待したい。

米複数の州が自動運転車への課税を検討[The Drive]
自動運転車の導入によりエネルギー消費が効率化される結果下がるであろう税額を補うため、米国の複数の州は自動運転車に走行距離ごとの課税を検討しているという。マサチューセッツ州では1マイルあたり2.5セント、テネシー州でも自動運転車に1マイルあたり1セント、自動運転トラックに1マイル当たり2.6セントの課税案が出ているという。

原文:Some U.S. States Consider Taxing Self-Driving Cars to Raise Cash
(選者コメント)自動運転技術の導入がますます現実的になっている米国だけに同技術に関する政府の動きも早いなと感じる。この課税方式だと走行距離データを政府に渡すことになるのだろうか。

消費者が自動運転車に期待するであろう10の機能[Forbes]
Forbes技術委員会のメンバーが「消費者が自動運転車に期待できる10の機能」をピックアップ。「夜通しの移動」、「ラウンジスタイルのデザイン」、「ソーラーパワー」、「車内のリビングスペースの拡大」、「フロントガラス全体を利用したARシステム」、「エネルギー効率改善」、「自動車内決済」、「安全性向上」、「AI活用したサービス」の10個を挙げている。

原文:10 Features Consumers Will Want To Watch Out For In Driverless Cars
(選者コメント)自動運転分野での二次的なビジネスチャンスのヒントになりそうな記事。

フォード、取外し可能なハンドルとペダル類の特許を取得[Engadget]
フォードは自動運転車向けに取り外し出来るハンドルとペダル類に関する特許を2016年の2月に申請しており、これを先ごろ取得したという。この中では、ハンドルを取り外しているときにダッシュボードのエアバッグが作動するようなシステムについても言及されている。

原文:Ford patents removable wheel and pedals for future autonomous cars
(選者コメント)ハンドルやペダルをつければドライブを楽しむことでき、これらを外せば自動運転で移動するリビングになるような自動運転車は容易に想像できる。

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。

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