画像はイメージです original image: stryjek / stock.adobe.com
遺伝子編集ベビー研究の賀建奎氏に懲役3年 ほか
Laboratory News January 2nd week,2020
2020.01.16
Updated by Wataru Nakamura on January 16, 2020, 16:00 pm JST
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Laboratory News January 2nd week,2020
2020.01.16
Updated by Wataru Nakamura on January 16, 2020, 16:00 pm JST
グーグル傘下のWaymo、オックスフォード大発のAI企業を買収【The Guardian 12/12】
グーグル傘下の自動運転企業であるウェイモ(Waymo)は先ごろ、オックスフォード大からスピンアウトしたAI企業のラテント・ロジック(Latent Logic)を買収。ウェイモは「模倣学習(人間が作業の手本を見せ、機械に学習させる方法)」分野でのラテント・ロジックの専門知識を活用し、自動運転AIに「環状交差点で割り込んで来る車」や「駐車した車から出てくる歩行者」といった複雑な事象に対応する方法を学習させる狙いだ。
原文:Google's self-driving car project buys British AI firm Latent Logic
ハーバード大院生によるがん研究の生体物質盗難、中国政府が指示した可能性【Daily Beast 12/31】
Zaosong Zheng氏というハーバード大院生が先ごろ、ベス・イスラエル・メディカルセンター(BIDMC、ハーバード大の医学大学院)のラボから盗み出したがん研究の生体物質を中国に持ち出そうとしていた事件で、この行為が中国政府の指示によるものである可能性を担当のFBI特別捜査官が指摘している。この事件では昨年12月9日、ボストン・ローガン国際空港の手荷物検査で、機内持ち込み荷物の靴下の中に21本の生体物質の小瓶を隠していたZheng氏が逮捕されていた。
原文:China Might Be Behind Harvard Student’s Theft of Cancer Research, Feds Claim
エリクソンとフラウンホーファーIPT、欧州に5G研究拠点を設立【Electronics 360 12/20】
通信機器大手のエリクソンは、製造業における5G活用の可能性や関連するアプリケーションの実地試験でフラウンホーファー生産技術研究所(IPT)と協力する。両社はドイツのアーヘン工科大学メラテンキャンパスに「5G-Industry Campus Europe」という5G研究ネットワークを立ち上げ、複雑な製造プロセスの監視や制御における5Gセンサーの活用など様々なプロジェクトを進めるという。
原文:Ericsson and Fraunhofer IPT create European 5G research center
MIT研究者が開発する月1回服用の経口避妊薬【MIT News 12/4】
MITのロバート・ランガー教授らの研究チームが、月1回の服用で効果のある経口避妊薬の開発を進めている。このカプセルは胃の中で星型に展開することで消化管に長期間留まって少しずつ薬の成分を浸透させるもので、特に発展途上国における避妊事情に大きな影響を与える可能性があるという。
原文:Monthly birth control pill could replace daily doses
遺伝子編集ベビー研究の賀建奎氏に懲役3年【MIT Technologyy Review 12/30】
中国の深圳市福田区人民法院は現地時間12月30日、世界で初めて遺伝子を編集した赤ちゃんを誕生させた中国人研究者の賀建奎氏に懲役3年、罰金42万5000ドルの判決を下した。米ライス大およびスタンフォード大で学んだ生物物理学者の賀建奎氏は昨年、遺伝子編集技術「CRISPR」を使ってルルとナナという双子を誕生させたことを発表して世界に衝撃を与えていた。
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登録はこちら1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。