画像はイメージです original image: alphaspirit / stock.adobe.com
セキュリティの担保がウィズコロナ時代のDX、Society 5.0実現の必要条件に―セキュリティフォーラム2020開催
2020.08.04
Updated by WirelessWire News編集部 on August 4, 2020, 16:26 pm JST
画像はイメージです original image: alphaspirit / stock.adobe.com
2020.08.04
Updated by WirelessWire News編集部 on August 4, 2020, 16:26 pm JST
一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会(SIOTP協議会:理事長 辻井 重男)と一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC:会長 佐々木 良一)は、「セキュリティフォーラム2020」を開催する。「セキュリティフォーラム2020」は、もともと内閣府サイバーセキュリティセンターがサイバーセキュリティの普及啓発強化のために2020年2月1日から3月18日までをサイバーセキュリティ月間としていたのに合わせて3月6日に開催の予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い開催を見送ったが、一部の講演内容を変更し2020年9月3日にオンライン開催とすることにしたものである。
ITの進化、発展により本格的にITとOTの連携、IoT、BigData、Cloud、Mobility、SocialやAI等の活⽤が進んでいる。デジタルトランスフォーメーション(DX)やSociety 5.0がプロセスの効率化、新たな価値の創出など、⽣活や社会、ビジネスに⼤きな変⾰をもたらしている。さらにコロナ感染対策によりニューノーマルが求められ、さらなるビジネス変革、IT活用が求められるようになった。
そして、2020年3月に本格サービスの運用が始まった「5G(第5世代移動通信システム)」はフィジカル空間とデジタル空間を融合した新たなサービスを⽣み出すことが期待されている。
これらすべてにおいて前提として考えなければならないのは、確かな情報、信頼できるデータを収集・活⽤である。
そこで、プロセスの変⾰とともに安⼼安全なデジタル社会を実現すべく、現状と課題を整理し、安⼼安全な普及啓発を進めることを目的として、本フォーラムは開催される。
オンラインで実施される「セキュリティフォーラム2020」は、国⽴研究開発法⼈情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所 サイバーセキュリティ研究室⻑ 井上 ⼤介氏による基調講演「IoT機器を狙ったサイバー攻撃の現状とNICTの取り組み」(仮)、NECプラットフォームズ株式会社 主席セキュリティオーガナイザ 渡辺 裕之氏による特別講演「インターネットによって縮小した世界のハードウエアセキュリティ」につづき、JSSEC 代表理事・会⻑ (東京電機⼤学 研究推進社会連携センター 顧問・客員教授)佐々⽊ 良⼀氏をモデレーターとしたパネルディスカッション「デジタルトランスフォーメーション(DX)/ソサエティのデジタル社会実現とセキュリティについて考える」が行われる。
パネルディスカッションに向けパネリストから送られた3月の開催時点でのコメントを再掲する
ウイングアーク1st
Cloud事業部 ビジネス戦略室 副室長/エバンジェリスト
⼤畠 幸男氏
DXの実現には、テクノロジーに加え、データとの融合で生まれる価値を見つめ考えるという点と、既存ビジネスの枠を超え、新たなビジネスに向かうべく、データ・ドリブンな経営を目指し取り組むことが重要である。テクノロジーは一つの手段であり、そこから生まれるデータを流通させ、「ヒト」への価値を作り出すことである。一足飛びのDXを目指す前に、既存ビジネスの延長線上として、ヒト・組織の変革を含めた、新たなサービスやこれまでにないビジネスを目指すべきであろう。
パネルディスカッションは、企業の大きさや業種は問わず、新規ビジネス・新規事業を検討されている部門、その中でもビジネス現場でのマネージャー等の管理職の方々にお聞きいただきたい。
電通国際情報サービス
執⾏役員 X(クロス)イノベーション本部 本部⻑補佐
幸坂 知樹氏
グローバルにおけるインターネットの普及は人口カバー率で50%を超え、40億人超がつながる世界となった。それを支える5G、自動運転などの技術も今後10年程度で普及期を迎え、様々な産業においてDX、スマートサービス化の流れは加速する。これに伴い、セキュアなデータ流通(デジタル化により発生するデジタルデータを様々な局面で利活用する流れ)が求められている。企業規模の大小に関わらず、事業企画やオープンイノベーションを推進されている方々に聴講いただきたい。
東芝
デジタルイノベーションテクノロジーセンター
チーフエバンジェリスト
福本 勲氏
第4次産業革命の時代において、多くの分野でIoTやAIなどの技術を導入・活用し、DXに取り組まれている。様々な産業分野において、爆発的に増加するデジタルデータを核にしたプラットフォームを基盤に、自社の立ち位置と提供価値そのものを進化・変化させることで新たなビジネスモデルを実現しようとする動きも加速している。ただ、DXがもたらす効果は自社の立ち位置と提供価値を進化・変化させることであるが、日本では既存の業務プロセスの効率化だと考えている人が多いのが実情だ。
従来B2Cの領域で起きていたデジタル化・ソフトウェア化・ネットワーク化による産業構造の変革が、インダストリー領域にも波及し、ネットワーク上のサイバー空間が経済活動の「場(プラットフォーム)」となり、「場の提供者」と「場の参加者」によるエコシステムにおいて新たな産業が生まれている。このパネルディスカッションは大企業・中小企業を問わず、製品・サービス企画、事業企画、研究開発、生産・流通技術部門など、さまざまな業務に携わる多くの皆さんに聴講いただきたい。
セキュリティフォーラム2020 概要
日時:2020年9 月 3 日(木)14:15~17:15(開場予定:14:00~)
開場:オンライン開催
参加費:無料
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら