数学は、抽象化の軸となる考え方を与えてくれます。この軸を押さえているかどうかは、「スマートなプログラミング」をする上でとても大事なことなのです。プログラミングに数学は必須ではないけれど、やっぱりあると強いんだな、ということをしみじみと感じるのでした。
2025.06.05
AIコーディング・アシスタントとプログラミングをしていると、よく「AIが生成するバグ」に遭遇します。バグなので直さなければならないのですが、AIが産み出したバグを人間が指摘して直してもらったり、またしばしば人間が直接修正したりするのは大変不本意で本末転倒な気がします。
2025.05.15
私たちが何気なく暮らす日常には、整った数学の世界が深く静かに浸透しています。車も家電もスマートフォンも、すべてがモデル化された世界の一部として、私たちに快適さや安全を提供してくれています。いろいろなテクノロジーに囲まれなから現代を生きる私たちにとって、世界は「整って」見えます。それは数学があるおかげです。
2025.04.09
ソフトウエアの歴史には、何人かの女性が名を残しています。ベティ・ホルバートンもそのうちの一人です。ネットで見つかる彼女の経歴を見ると、例えば「マージソート」の考案、初期のプログラミング言語の仕様策定に関わるなど、素晴らしい経歴が並んでいます。
2024.08.16
今回紹介する「統計学の極意」(草思社)という本の一番大きな特徴は、数式がまったく出て来ないことです。前半は、統計学の応用について学ぶパートになっています。現実の課題解決に活用されている「事例」に触れながら、統計学について学ぶことから始まります。
2024.07.31
「電信」が実用化されてたかだか70年程で、人類は世界中に海底ケーブル網を張り巡らせてしまい、現代のインターネットにも似た通信環境を実現していました。
2024.05.22
私たちが暮らす現代社会は「数量の世界」です。数によって世界を知り、数によって世界を表現します。数の面白いところは、知ることによって行動が誘発されるところです。
2024.04.05
「鉄」ほど私たちの生活にとても深く根付いた金属はありません。工業製品から建築物、日用品に至るまで、幅広い用途で利用されています。私たちが享受している便利で文明的な生活は、安価で豊富に手に入る鉄なしには成り立ちません。
2024.02.21
今回は連載の趣旨に合わせながら、最近私が書いたPythonの入門書について紹介します。プログラミングとは何か、どう学べば良いのかについても、私なりの考えを書いてみたいと思います。
2023.12.15